大わらじ、悪疫はらって 長瀞「フセギ」で住民祈る

2022年5月16日 07時36分

大わらじに向かって新型コロナの収束などを願う住民ら=長瀞町で

 手作りの大わらじを立て掛け、悪疫退散などを祈る行事「フセギ」(防ぎ)が十五日、長瀞町上長瀞地区であった。
 大わらじは長さ五メートル、幅一・二メートル。地元の大わらじ保存会のメンバーが三月初めから制作していた。わらじの中央部に開いた縦七十センチ、横三十センチの穴をのぞいた疫病神が「こんなわらじを履く大男がいるのか」と驚いて逃げていくとされている。
 立て掛け作業は早朝から始まり、組み上げた竹に大わらじを固定。最後に御幣を付けた縄を張って完成させた。町内にある宝登山(ほどさん)神社の神職が神事を執り行い、参加した住民がコロナ禍の収束と、ロシアによるウクライナ侵攻の終息も併せて祈った。
 保存会の堀口秩(さとし)会長(75)は「二カ月ほどかかったが、会員の協力で昨年以上の最高のわらじができた。コロナ感染を防ぐため、これからも節制を心掛けたい」と話した。(久間木聡)

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