ヤマビルの吸血被害に注意! 栃木県が冊子などで対策指南

2022年5月16日 07時47分

ヤマビルの対策マニュアルとリーフレット

 ヤマビルの被害を防ぐため、栃木県は冊子「ヤマビル対策マニュアル」とリーフレット「ヤマビルの被害から身を守るために」を作った。いずれも県のホームページで公開している。(小川直人)
 ヤマビルは山林内の日陰で湿った場所などに生息する。近くを通るシカやイノシシといった野生動物や人間に付着して吸血する。靴下やズボンの中に侵入し、痛みを感じさせない物質を出すため、血を吸われていることに気づかないことも多い。被害は四〜十一月に発生している。

野生動物や人間に付着して血を吸うヤマビル(栃木県提供)

 秋田、岩手県から沖縄県まで広く分布し、県内では日光や矢板、鹿沼など八市町で確認されている。県は二〇〇八年度から調査を実施、生息域が広がり被害も増えているという。シカやイノシシの行動範囲の広がりが、ヤマビルの被害拡大にも影響しているとみられる。
 マニュアルとリーフレットでは、肌の露出を少なくし服装のすき間をなくすことや、ヤマビルの付着を防ぐ忌避剤の使用など個人の対策を紹介。地域の対策として、人が多く入る場所の草刈りや野生動物の侵入防止策などを勧めている。
 県森林整備課の担当者は「登山やハイキングなどで山林に入る場合は、ヤマビルの生息域を確認し、対策を念頭に置いて行動してほしい」と話している。

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