北朝鮮がコロナ急拡大で非常協議会、平壌で人民軍の軍医投入 発熱者は累計120万人超に

2022年5月16日 10時33分
朝鮮労働党の政治局非常協議会に臨む金正恩党総書記(右)=15日(朝鮮中央通信・共同)

朝鮮労働党の政治局非常協議会に臨む金正恩党総書記(右)=15日(朝鮮中央通信・共同)

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け政治局非常協議会を開催、金正恩総書記は住民に医薬品が十分に供給されていないとして内閣を強く批判した。朝鮮中央通信が16日報じた。15日夕までの1日で感染が疑われる発熱患者約39万2900人が新たに確認され、8人が死亡。金氏は首都平壌での医薬品安定供給へ朝鮮人民軍の軍医投入を決め、党中央軍事委員会の特別命令を出した。
 1日で新たに確認された発熱患者数は前日より9万人以上増えた。発熱患者は4月末から急増しており、累計で121万3千人超となった。死者は計50人。感染拡大は勢いを増している恐れがある。
 北朝鮮は従来、新型コロナ感染の有無を調べる検査キットも治療薬もほとんどない。世論の不満が高まることを警戒し行政の責任を問う姿勢を見せたとみられる。韓国の聯合ニュースは15日、北朝鮮が中国へ物資支援を要請したと報じており、医薬品の外部調達を本格化した可能性がある。

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