葛西【江戸川区】都心へのアクセスが良好な葛西をさんぽ 水辺に囲まれた街で、地域の痕跡をたどる 〜ぐるり東京 街さんぽ〜

2022年5月26日 09時30分
ぐるり東京 街さんぽ

東京の街さんぽにおススメのスポットやイチオシのお店を紹介!スマホでチェックできるイラストマップを片手に、身近な街の魅力を再発見!毎週木曜日更新

イラスト:杉崎アチャ

葛西駅へのアクセス

地下鉄各線「大手町駅」から東京メトロ東西線に乗り約18分

葛西のココが見どころ

 環七通りが南北に突き抜ける葛西は、東に旧江戸川、西に荒川、南には東京湾と、水辺に囲まれた街。葛西駅からは東京メトロ東西線が走り、日本橋や大手町まで乗り換えなしと都心までのアクセスも良好です。そんな葛西には、かつての川が水路や親水公園、暗渠あんきょとして残されていて、昔は水上交通路や水田の灌漑や生活用水として使われていたといいます。今と昔の葛西の人々暮らしを想像しながら、ぶらりと街歩きしてみましょう。

環七通りから旧長島川を歩き、地下鉄の歴史や地元グルメを堪能

 葛西駅南口からスタートし、まずは高架下にある地下鉄博物館へ。館内には、実際に使われていた地下鉄車両や、本物のシールドトンネルなどが展示されており、地下鉄の歴史や技術がわかりやすく学べる施設です。入口には有人改札に見立てた入場口が設置されていて、都心では見かけなくなったその懐かしい雰囲気にテンションが上がります! 切符型の入場券を自動改札機に入れ、いざ入場です。館内をじっくりと見て回り、最後のコーナーには「電車運転シミュレーター」が登場。本物の電車の運転台が操作できるということで、館内で一番人気のスポットです。
 この日は千代田線を運転してみましたが、ブレーキやハンドルの重さ、運転中の揺れまでリアルに再現されていました。地下鉄博物館を満喫したら、南へと歩いてみましょう。
 駅の南口には大きなバスロータリーがあり、多くのバスが行き来しているのですが、その中に黒い車体に白と青の帯が入った未来的なデザインのバスを発見。水素と酸素の化学反応を利用して発電した電気で走る燃料電池車で、環境に配慮されたバスです。都内でもまだ走っているエリアは少なく珍しいですが、葛西には水素ステーションもあるので見かけることも多いよう。駅から環七通りを通ってさらに南へと進んでいきます。
 閑静な住宅街を歩いていくと、コーヒーショップ「自家焙煎coffeeオトメザ」があり、中を覗いてみることに。入口を開けると、ふわっと香ばしいコーヒーの香りが店内いっぱいに広がっています。カウンター前にはずらりとコーヒー豆が並んでいて、常時30〜40種類の豆を取り揃えているそう。店主の水谷さんに好みの味を伝え、おすすめいただいたコーヒーをごくりと一口。スッキリとした飲み心地で苦味も少なく、自分好みの味わいに感動です。豆の販売もされているので、気に入ったコーヒーが見つかったら購入し、自宅で楽しむのもいいですね。
 オトメザを出たら、再び駅へ戻り、今度は環七通りを北へと歩いていきます。5分ほど歩くと、環七通りに交わる緑道を発見しました。ここは、葛西親水四季の道。もとは長島川という人工の川で、江戸川と中川を結ぶ水上交通路だったそうです。“長島橋”と書かれた橋跡も残されていました。
 環七通りの東側から葛西親水四季の道に沿って西側へと歩いていくと、長島一号公園に到着。こちらは南北に広がる公園で、ベンチや遊具、小さな築山がある住民の憩いの場です。公園の中にはじゃぶじゃぶ池と呼ばれる場所があり、夏場になると水が入って子どもたちで賑わうスポットになるようです。
 公園を通り抜け、再び葛西駅へと歩いていき、最後は地元で人気のベーカリー「Cinq gonnobakery(サンク ゴンノベーカリー)」へ。種類豊富なパンについつい目移りしてしまいますが、イートイン限定のフレンチトーストを頂くことにしました。卵液がしっかり染み込んだパンを頬張れば幸せいっぱいな気分に! クリームパンやベーグルなど、気になるパンはテイクアウト。美味しいお土産もゲットして、大満足の葛西さんぽでした。

<おすすめスポット>

◆地下鉄博物館

 日本で初めて地下鉄が開通したのは昭和2年(1927年)のこと。当時上野—浅草間を走行した貴重な地下鉄車両1001号車が館内に展示されています。国の重要文化財に指定されているので中に入ることはできませんが、その貴重な姿は必見です。他にも、日本で初めて地下鉄を築いた早川徳次をはじめ、地下鉄にまつわる歴史をわかりやすく展示しています。

<上>現在の銀座線の原型である地下鉄車両1001号車 <下>人気の電車運転シミュレーターは迫力満点!

学芸員

学芸員

「見て、ふれて、動かして」をコンセプトにした博物館です。歴史から最新技術まで、たっぷりと体験していただけます。


お客様

お客様

子どもが電車好きで、よく遊びに来ています。実際の電車が展示されていたり、地下鉄のジオラマがあったりと子どもたちも見て楽しめるものが多いところがいいなと思っています。

<データ>
住所 江戸川区東葛西6-3-1
電話 03-3878-5011
営業時間 10:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日 月曜(祝日の場合翌日)
入館料 大人220円 こども100円

■「地下鉄博物館の取材記事」
宮﨑香蓮の大人の社会科見学
東京を行き交う人たちを地下から支える東京メトロの、昔と今

◆自家焙煎coffeeオトメザ


 厳選したスペシャリティコーヒーを自家焙煎して提供しているコーヒーショップ。店内で飲めるのはもちろん、テイクアウトも人気。とにかく種類が豊富なので、コーヒー好きはもちろん、自分好みのコーヒーを見つけたい方にもおすすめです。店主の水谷さんの豊富なコーヒーの知識が聞けるのもうれしい。店内では、一杯500円~800円でいただけます。

<上>さまざまな産地、農園のコーヒー豆が並ぶ。シングルオリジンだけでなく、各種オリジナルブレンドも人気 <下> 店内では素敵なカップでコーヒーを提供。奥様が作るお菓子も絶品!


店員

店員

好みのコーヒーが必ず見つかるお店です。コーヒーが苦手な方でもおいしいと思えるコーヒーをお出しします。一緒に自分好みのコーヒーを探していきましょう。

お客様

お客様

他のお店だと数種類しか豆を置いていないけれど、ここは豊富に揃っているのがうれしいですね。最近在宅ワークになったので、家で飲むための豆もこちらで購入しています。

<データ>
住所 江戸川区東葛西6-13-6
電話 03-6240-5960
営業時間 平日 9:00〜19:00、土・日曜、祝日 9:00〜18:00
定休日 月曜・火曜


◆Cinq gonnobakery(サンク ゴンノベーカリー)


 葛西駅南口にほど近いベーカリー&カフェで、西葛西で人気のgonno bakery market(ゴンノベーカリーマーケット)の姉妹店。地元に密着したベーカリーで、ウインナードッグやクリームパン、フレンチトーストなどが人気。そら豆を使ったホットドックなど、ここでしか味わえないオリジナル感も人気の秘密。

<上>焼きたてパンが店内にずらりと並ぶ。サンドイッチなどもあり種類豊富 <下>デニッシュやクロワッサンは生地がサクサク!具材もこだわりあり

店員

店員

地元の方が朝食やおやつとして買ってくださったり、ランチに来てくださったりしています。プルップルのフレンチトーストは是非召し上がっていただきたいです。


お客様

お客様

毎日の生活に欠かせないベーカリーです。朝は出勤前にここでパンを買ってランチにしていますし、休日はブランチでよく訪れています。

<データ>
住所 江戸川区中葛西5-35-8
電話 03-6753-4254
営業時間 8:00〜17:00
定休日 不定休


※新型コロナウィルス感染症の影響で、掲載したお店や施設の臨時休業および、営業時間などが変更になる場合がございます。事前にご確認ください。
※掲載のイラストマップは縮尺や詳細な位置など、実際と異なる場合がございます。
※2022年5月26日現在の情報です。
※料金は原則的に税込み金額表示です。

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