平家物語「一人語り」演じ10年 金子あいさん、高円寺で公演へ「現代も通じるぞくぞくする人間ドラマ」

2022年5月16日 18時11分
平家物語を演じる金子あいさん=杉並区で(2013年撮影、本人提供)

平家物語を演じる金子あいさん=杉並区で(2013年撮影、本人提供)

  • 平家物語を演じる金子あいさん=杉並区で(2013年撮影、本人提供)
  • 須川崇志さん=本人提供
 平家物語を原文の「一人語り」で演じ続けている舞台俳優、金子あいさん(53)=武蔵野市=の公演「平家物語~語りと弦で聴く」が25~29日、杉並区高円寺北の「座・高円寺」で開かれる。演目は、源平合戦で最高潮を迎える一ノ谷と壇の浦の場面。金子さんは「生と死のはざまで光を放つ武将らの生きざまと、原文の持つエネルギーや美しさを感じてほしい」と話している。
 公演は休憩を含め約90分。巻第九から「坂落」「敦盛(あつもり)最期」、巻第十一から「那須与一(なすのよいち)」「壇浦合戦」などで構成。共演するジャズベーシスト須川崇志さんのコントラバスやチェロの即興演奏も見どころだ。
 金子さんは2002年から平家物語を語ってきた。11年以降は企画、演出、出演を一人でこなし、一人語りと現代的な音楽を組み合わせた実験的な舞台を83回上演した。「次の10年につなげるため、今回を集大成の公演にしたい」と意気込む。
 10年前から平家物語の朗読教室も開催。都内のカルチャーセンターなど各地で講師を務めている。地方でのワークショップを含めると、これまでに1000人近い受講生に平家物語の魅力を教えた。「演じるのと教えるのは両輪です。830年前の物語ですが、現代でも通じるぞくぞくする人間ドラマの魅力を伝えたい」
 開演時間は25、27日は午後7時、26、28、29日は午後2時。料金は一般5000円、20歳以下2000円など。26日分は完売した。問い合わせは平家物語事務局=電090(1232)1363=へ。(花井勝規)

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