「高校で銃撃」脅迫トラブルも…NY州スーパー銃乱射の容疑者 計画的な憎悪犯罪か

2022年5月16日 19時56分

14日、米ニューヨーク州バファローで、銃乱射事件が起きたスーパー周辺に集まる人々=AP

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米東部ニューヨーク州バファローの食品スーパーで10人が死亡した銃乱射事件で、容疑者の男(18)=第一級殺人容疑で訴追=が昨年6月、自身が通う高校で銃撃事件を起こすとの脅迫トラブルを起こしていたことが分かった。捜査当局は、今回の事件は黒人を標的にした計画的なヘイトクライム(憎悪犯罪)との見方を強めている。
 地元警察や米メディアによると、高校での脅迫トラブルは、発覚後に州警察が男を病院に連行して精神状態を調べたが、1日半後に解放したという。地元警察幹部は記者会見で「脅迫は人種的な動機によるものではなかった」との見方を示したが、詳細は明らかにしなかった。
 男は今回の事件で事前に人口統計などから黒人の居住割合が高い地域を調べ、下見のため犯行前日に現場を訪れていた。ネットには白人至上主義的な内容を大量に投稿しており、周到な準備で多数の黒人を狙う意図があった可能性がある。
 バイデン大統領は15日、ワシントンで演説し「われわれは米国の魂に汚点を残す憎悪に取り組まなければならない」と述べた。バイデン氏は17日にバファローを訪問する。
 事件は14日午後、男がスーパー駐車場と店内で銃を乱射し、13人が撃たれた。11人が黒人、2人が白人だった。男は犯行をネット中継していた。

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