堆肥化容器で弁当販売へ 「循環型」モデルづくり目指す 県支援のベンチャー実証事業

2022年5月17日 07時20分

エコイノジャパンが開発した容器

 プラスチックの利用を減らすため、県が支援するベンチャー企業「Ecoinno Japan」(エコイノジャパン、横浜市中区)と県は、非木材パルプ(紙)で製造した弁当容器を流通させる実証事業を始めると発表した。この容器は回収後、剪定(せんてい)枝などと混ぜて堆肥化し、農家に提供。その農家が栽培した食材を弁当に使うなどして、循環型社会のモデルづくりを目指す。
 同社の親会社は香港にあり、県などが二〇二〇年に誘致した。県によると、開発した容器は欧州などで既に利用されており、国内で普及させるにあたり、県に相談があったという。
 二十一日、相模原市緑区で開かれる国際自転車ロードレース「2022ツアー・オブ・ジャパン相模原ステージ」で、ゴール地点の「鳥居原ふれあいの館」付近に出店する複数のキッチンカーが、この容器を使って食事を販売。会場に専用の回収箱を設置し、市内の事業者が堆肥化する。また、二十七日には同市職員向けに販売する弁当に、この容器を使う。
 県は堆肥化する事業者をエコイノジャパンに紹介した。八月ごろに堆肥を市内農家に無償で提供し、年内にはその農家が生産した作物が収穫できるという。(志村彰太)

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