家庭用バウムクーヘンマシーン 手軽に焼きたての味

2022年5月17日 07時32分

(上)考案者の村田尚斗さん (下)約30分で長さ20センチ、太さ8センチほどのバウムクーヘンが完成する

 街の小さな菓子店「村田屋」(埼玉県川口市)は、焼き菓子のバウムクーヘンがおいしいと好評の店。コロナ禍でおうち時間が増え、店も休業続きだった頃、店主の村田尚斗さんが考案したのが、家で手軽に作れる「家庭用バウムクーヘンマシーン」。ものづくりの町、東京都大田区の町工場と共同開発した。
 生地を入れたトレーを手前に置き、芯棒のアルミホイルを巻いた部分に生地をつけ、一段奥にあるステンレス製板のフックに芯棒を引っかけて棒の端をくるくる回す。焼き色がついたらトレーに戻り生地をつけて焼く作業を繰り返し一層一層を重ねていく。板の両端には高さが違う3カ所のくぼみがあり、だんだんと太くなってきたら奥のくぼみに移動させていく。
 「目指したのは失敗が少なく、誰でもおいしくてきれいに焼けるマシーンを作ること」と村田さん。
 熱源は、ヒートパネルの放射板の熱で焼く専用のカセットコンロを使用。直火(じかび)ではないのでムラなくきれいに焼ける。生地が流れ落ちないように、熱源と生地の距離感などを何度も調整しながら約半年をかけて完成した。
 焼きたては初めて食べた。ふっくら、しっとり。味わったことのない口溶けだった。(新井すずみ)

<家庭用バウムクーヘンマシーン> 2万5000円(カセットコンロ&オリジナルミックス粉200グラム付)。本体のみは2万円。組み立て式、使わないときはコンパクトにおさまる。購入は「村田屋 川口 オンラインショップ」で。(問)村田屋(電)048・252・1739


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