東京都の中3英語スピーキングテスト 中止求める専門家ら会見「丸投げ問題」

2022年5月18日 06時37分

会見する宇都宮健児弁護士㊧ら=都庁で

 都教育委員会が十一月、中学三年生を対象に行って都立高校入試で活用する英語スピーキングテストの導入中止を求める専門家らが十七日、都庁で記者会見し「民間企業に丸投げするやり方は問題だ」と訴えた。
 「入試改革を考える会」代表の大内裕和武蔵大教授(教育社会学)は同日、公平な採点が可能かなど十五項目の質問状を浜佳葉子教育長と都教委宛てに提出。「都が説明責任を果たしていない」と訴えた。
 ベネッセが運営する今回のテストに関し「希望のまち東京をつくる会」代表の宇都宮健児弁護士は「八万人の受験生の個人情報を民間に流して良いのか」と指摘。校外で英会話教育などを受けられる子が有利だとして「教育格差を広げる」と訴えた。竹信三恵子和光大名誉教授は「丸投げで都が統治できるのか」と私物化の可能性にも触れた。
 大内教授ら八人は九日、中止を求める緊急アピールを公表。阿部公彦東大大学院教授、前川喜平元文部科学次官らも名を連ねた。(土門哲雄)

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