裁判官が大学生にオンラインで裁判員制度講義 成人年齢引き下げでさいたま地裁

2022年5月18日 07時09分

オンラインで秋保裁判官から裁判員制度の説明を聞く学生ら=加須市の平成国際大で

 成人年齢の引き下げに伴い裁判員の対象年齢も十八歳以上になったことを受け、さいたま地裁は十七日、制度について理解を深めてもらおうと、加須市の平成国際大でオンライン講義を行った。
 法学部の一、二年生百七十七人が六教室に分かれて受講した。秋保春菜裁判官が「裁判に国民の良識が反映され、司法に対する信頼が高まる」と制度の目的や概要を説明。七十歳以上や学生などは辞退可能なことも紹介しつつ、「機会があれば積極的に参加していただけたら」と呼び掛けた。
 質疑では法学部一年の野沢圭さん(19)が「社会経験が少ない立場で、どう参加したらいいか」と不安を訴えた。
 秋保裁判官は、若い被告人や被害者も多く、事件の背景に交流サイト(SNS)の書き込みがある場合もあると指摘。「若い人の経験や日常の考えが重要になる場面が多い。年齢相応の知識や日ごろ考えていることを持って臨んでもらえれば十分」と答えた。(寺本康弘)

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