「皆さん、優しくて感動」 富士のウクライナ避難者が小長井義正市長と面会 感謝の気持ちを伝える

2022年5月18日 07時48分

ロシア侵攻への思いを説明するドミトロさん(前列右)とアナトリーさん(前列左)=富士市役所で

 ロシア侵攻後、富士市に避難してきたウクライナ人男性二人が十七日、市役所で小長井義正市長と面会し、市営住宅の無償提供などに感謝の気持ちを伝えた。
 男性二人は親子で、六十代のアナトリーさんと三十代のドミトロさん。ドミトロさんは四月中旬、ロシア軍に占領された地域から車やバスを乗り継ぎ、二週間がかりで隣国のルーマニアに脱出。ロシアの侵攻が始まる前からルーマニアにいたアナトリーさんと合流し、四月三十日に日本人の友人がいる富士市に避難してきた。
 ドミトロさんは「ロシア軍が占領している町に男性がいると危険。母親の必死の願いで避難を決めた」と説明。富士市での避難生活に「皆さん優しくて、とても感動した」と話した。
 親族がまだウクライナ国内に残っており、二人とも名字や出身地は非公表。アナトリーさんは時折、目に涙をためる場面もあり、「(親族とは)毎日連絡を取っている。一刻も早く戦争が終わり、ロシア軍が撤退することを願っている」と述べた。
 市は最長で一年間、市営住宅を無償提供し、その間は上下水道料金を免除。他にも各種支援を行う考えで、小長井市長は「二人が少しでも穏やかな時間を過ごせるように、精いっぱい応援する」と支援を約束した。(佐野周平)

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