フィンランドとスウェーデン、NATO加盟を同時申請 事務総長「歴史的な一歩」

2022年5月18日 19時43分
18日、ベルギー・ブリュッセルで、フィンランド(左)とスウェーデン(右)のNATO大使からNATOの加盟申請を受けたストルテンベルグ事務総長=AP

18日、ベルギー・ブリュッセルで、フィンランド(左)とスウェーデン(右)のNATO大使からNATOの加盟申請を受けたストルテンベルグ事務総長=AP

 【ロンドン=加藤美喜】北欧フィンランドとスウェーデン両政府は18日、米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)に加盟を同時申請した。ブリュッセルの本部で、両国のNATO大使がストルテンベルグ事務総長に申請書を提出した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、両国は長年維持してきた軍事非同盟政策を転換。NATOの不拡大を求めてきたロシアのプーチン大統領は、逆にNATOの拡大を招いた。
 ストルテンベルグ氏は18日、「両国の申請は歴史的な一歩だ」と歓迎、「われわれは決意を持って迅速に結論を出す」と強調した。加盟には現加盟国30国の同意が必要だが、トルコは北欧2カ国が非合法組織のクルド労働者党(PKK)を支援しているとして、加盟に異議を唱えている。フィンランドのニーニスト大統領は17日の記者会見で、「4月にトルコのエルドアン大統領と電話した時は加盟を支持してくれた。さらなる協議の必要があるが、解決できると信じている」と述べた。
 加盟申請手続き期間中は、NATOの集団防衛は適用されないため、北欧2カ国はその間の安全保障を要求している。ロシアは両国の加盟に反発しており、サイバー攻撃などの懸念が高まっている。すでに英国が両国の有事の際は軍事支援を行う文書に署名。独仏、ノルウェー、デンマーク、アイスランドも支援を表明している。

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