維新、自衛隊の保持を明記する改憲「条文イメージ」発表 自民の主張とほぼ同じ

2022年5月18日 20時26分
国会議事堂

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 日本維新の会は18日、憲法9条に自衛隊を明記する改憲の「条文イメージ」を発表した。戦争放棄を定めた9条1項と、戦力不保持をうたった2項を残した上で「9条の2」を新設して「自衛のための実力組織としての自衛隊を保持する」と記した。自民党の9条改憲条文イメージとほぼ同じ内容で、夏の参院選の公約に反映させる。
 藤田文武幹事長は記者会見で「ウクライナ危機で安全保障を考え直さないといけない中、9条は避けて通れない。自衛隊を違憲と主張する憲法学者も多く、しっかり位置付ける」と語った。
 維新は9条について「正面から改正議論を行う」としていたが、条文イメージを示したのは初めて。「教育無償化」「統治機構改革」「憲法裁判所の設置」の3項目は2016年に改憲の党原案をまとめている。
 自民党も18年にまとめた改憲4項目の条文イメージで、9条1項と2項を維持した上で「9条の2」に「自衛の措置をとるための実力組織」として自衛隊保持を明記するとしている。
 維新は今夏の参院選の公約に、防衛費の国内総生産(GDP)比2%への増額や、核共有を含む拡大抑止に関する議論の開始、防衛力保持は必要最小限に限るとの「専守防衛」の規定の見直しなどを盛り込む方針も示した。(井上峻輔)

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