「ともに生きる」Tシャツ再販売 書家・金沢翔子さん揮毫

2022年5月19日 07時10分

「ともに生きる」のTシャツを着る県職員=県庁で

 神奈川県は、障害の有無にかかわらず活躍する「共生社会」の理念を広めるため、ダウン症の書家金沢翔子さんが揮毫(きごう)した「ともに生きる」の文字をプリントしたTシャツを再販売すると発表した。昨年発売し、「好評だった」(県共生推進本部室)という。5月末まで申し込みを受け付ける。
 Tシャツは5年前から県職員が着用。背面には県が2016年に定めた「ともに生きる社会 かながわ憲章」が印刷してある。昨年12月の障害者週間に合わせて1枚1500円(送料込み)で発売したところ、1212枚が売れたという。1枚につき300円は、製作を受託する障害福祉サービス事業所に工賃として支払われた。
 今回はデザインと、1枚300円が工賃となるのは変わらないが、素材を化学繊維から着心地を重視した綿100%に変更。原材料価格の上昇もあり、値段は送料別で1枚1800円、送料は660円とした。
 県は、16年に県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で発生した殺傷事件を忘れないため、事件が発生した7月26日を含む1週間を「ともに生きる社会かながわ推進週間」と定める。販売するTシャツは7月上旬に発送し、同週間に合わせて着てもらう狙い。
 申し込みは、県障害者共同受注窓口のホームページから。県の担当者は「Tシャツ販売が、サービス事業所の工賃アップと、共生社会の理念普及につながると期待している」と話した。(志村彰太)

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