<FUJI’S>変われるのか… 

2022年5月19日 07時13分
 何人減らすかが焦点で、現状維持という結論が出るとは思いもしなかった。
 昨年度、女児盗撮や議長選を巡る贈賄(申し込み)事件で市議三人が逮捕、書類送検され、辞職した富士宮市議会。憤る市民感情に押されるように、市議会は議員定数の削減について議論を始めた。
 昨秋から半年がかりで議論し、全市議二十二人のうち十四人が匿名で定数の現状維持や増員を訴えた。議員が減ると議会の機能が低下するという大方の主張からは、そもそも一連の不祥事がこの議論の出発点だという認識が希薄に感じた。
 「不祥事と定数削減は関係ない」。こんな意見も複数あった。市民の代表者とされる市議会が、市民の信頼を失った現状にどれだけ危機感を感じ、再起への強い決意を示せるか。私は、その象徴が、今回の議論だと思っていた。(富士通信部・佐野周平)

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