医学部不正入試、順天堂大に慰謝料支払い命じる 差別的な取り扱いでの苦痛認め 東京地裁

2022年5月19日 11時56分
東京地裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関

東京地裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関

 順天堂大(東京)医学部の不正入試問題を巡り、不合格になった女性13人が性別を理由に差別を受けたとして、大学側に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(加本牧子裁判長)は19日、性別を理由に差別的な取り扱いを受けた精神的な苦痛を認め、1人当たり30万~90万円の慰謝料を含む計約805万円の支払いを命じた。一連の不正入試問題で元受験生が大学を集団提訴した訴訟の判決は初めてとみられる。
 訴状によると、原告13人は2011~18年に順天堂大医学部を受験し、不合格になった。うち2人は訴訟の過程で、男女同一の基準だった場合、1次試験に合格していたことが判明。原告1人当たり最大約1065万円の慰謝料などを求めた。
 訴訟で原告は「性別を理由に不利な扱いを受け、精神的な苦痛を受けた」と主張。大学側は「基準は女子寮の収容能力を踏まえて設定した。私立大には高度の裁量権が認められるべきだ」とした。(共同)

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