おかみらが歌う浅草オペラ 活弁も獅子舞も人力車も 地元の公会堂で29日公演

2022年5月20日 07時14分

人形焼店「木村家本店」の6代目社長の木村さん=いずれも台東区で

 大正時代に人気を博した浅草オペラを現代風にアレンジした公演が二十九日、台東区の浅草公会堂(浅草一)で開かれる。プロの音楽家としても活躍する、浅草の飲食店などのおかみさんたちが出演し、浅草オペラのヒット曲や店のコマーシャルソングを歌う。獅子舞や人力車も登場する、浅草ならではの舞台となる。(小形佳奈)
 「活弁と浅草オペラの浅草パラダイス」と題し、前半が活弁士麻生八咫(やた)さん(70)、子八咫(こやた)さん(36)父娘の活弁、後半は八咫さんが進行する浅草オペラで構成する。西洋のオペラに日本風の舞台の要素を加味して喜劇化したのが浅草オペラで、今回は「カルメン」の名場面や「浅草の唄」「マツケンサンバ」などのナンバーを披露する。

すし・うなぎ料理店「水喜」の若おかみの根岸さん。店では料理提供などを担当する

 カルメンを演じる木村未希さん(56)は、浅草寺仲見世にある慶応四(一八六八)年創業の人形焼店「木村家本店」の六代目社長。自らも浅草オペラの団体を主宰する。通常、カルメン役はメゾソプラノが担う。ソプラノの木村さんは「音域が低くて大変」と言いつつも「私らしく(劇中歌の)ハバネラを歌いたい」と意気込む。
 根岸奏好(かなこ)さん(36)は、西浅草のすし・うなぎ料理店「水喜」の若おかみ。二期会オペラ研修所マスタークラスを修了し、昨秋は「第五回スペイン音楽・中南米音楽国際コンクール」で最優秀賞を獲得するなどの受賞歴がある。公演では歌いながら踊るという、普通のオペラとは違った演出に挑戦する。
 昼の部では、木村さん、根岸さんらが木村家本店のCMソングを歌う場面も。
 「浅草だからこそできる舞台。たくさんの方に見て聞いて笑ってもらえたら」(根岸さん)
 昼夜二公演。指定席前売り四千円など。問い合わせは、あそう活弁=電048(922)5078=へ。

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