平間小5年生が「ガタガタ探検」 多摩川通じ環境に関心を

2022年5月20日 07時15分

干潟の生き物を探す子どもたち=いずれも東京都大田区で 

 川崎市立平間小学校(中原区上平間)の五年生約九十人が十八日、近くの多摩川で、干潟の生き物を観察する「ガタガタ探検」を行った。
 多摩川を通じて環境問題に関心が持てるようにと、同校が総合的な学習で取り組む授業の一環。ガタガタ探検を含む同校のSDGs(持続可能な開発目標)学習は二〇二〇年、優れた取り組みを表彰する政府の「第四回ジャパンSDGsアワード」にも選ばれている。

子どもたちに説明する中本さん

 この日は、近くのガス橋を渡った東京都大田区側の干潟を探検。多摩川の再生に取り組む市内在住の俳優中本賢さんとカワスイ川崎水族館の飼育員らも講師として参加した。タモやバケツを手にした児童たちは、カニやマハゼ、貝などさまざまな生き物を発見。中本さんに「こんな魚がいた」と見せている子もいた。
 大嶋元就さん(10)は希少なカマツカ(コイ科)を捕まえた。通常は真水に生息しているので、ガス橋下の、海水と真水が混じる汽水域で見つかるのは珍しいそう。「ハゼかと思ったけれど、カマツカと分かりびっくり」と喜んだ。
 一方、ゴミの多さに心を痛める子どもたちも。木田珀大(はくと)さん(10)は「魚がゴミを食べて死んでしまったら悲しい。魚たちのことを考えて行動してほしい」と表情を曇らせた。
 約一時間の観察で、子どもたちは十一種、二百五十一匹の生き物を確認した。中本さんは「下水道が普及し、高度処理が進んでいるので、多摩川の状態は非常に良くなっている。これからもっと良くなる。多摩川は未来の希望でいっぱいの場所」と話していた。(高橋ななみ)

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