「栃木県美 50年のキセキ」 記念企画展、えりすぐりの270点 モネやターナー、歴代の企画展ポスターも

2022年5月20日 07時43分

壁一面に過去の企画展ポスターが並ぶ=宇都宮市で

 栃木県立美術館(宇都宮市桜)の開館五十周年記念事業企画展「題名のない展覧会〜栃木県立美術館50年のキセキ」(東京新聞宇都宮支局など後援)が、同美術館で開かれている。約九千点のコレクションから、えりすぐりの作品約二百七十点を展示し、一九七二年に開館した「県美」の歴史を振り返る。(小川直人)
 展示作品はジャンル、時代ともに幅広い。建築図面や開館記念ポスターなど館誕生の記録やコレクションの数々、学芸員の調査研究に注力してきた美術館ならではの過去の企画展の成果を紹介している。
 展覧会で人気を集めたクロード・モネの「サン=タドレスの海岸」やJ・M・W・ターナー「風景・タンバリンをもつ女」、川上澄生「初夏の風」などを展示。ともに県内在住の人間国宝で竹工芸家、勝城蒼鳳さん、藤沼昇さんの作品など県ゆかりの作家らの作品群が担当学芸員のコメントとともに並ぶ。
 「題名の“たくさんある”展覧会」は、作品をじっくりと見て来館者自らが題名を考えるコーナー。歴代の企画展ポスターを年表にして壁一面に並べた展示も目を引く。お気に入り作品の投票や思い出メッセージも募集、投票結果は秋のコレクション展に反映させるという。
 美術館の学芸員は「名品との出合いを楽しみ、美術館の今後の五十年についても一緒に考えてほしい」と話した。
 六月二十六日まで。開館時間は午前九時半〜午後五時。月曜休館。観覧料は一般八百円、大高生五百円、中学生以下無料。

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