ウクライナに5.1兆円の追加支援、米議会が予算案可決「強い支持を改めて表明する」

2022年5月20日 11時57分
米国連邦議会議事堂

米国連邦議会議事堂

 【ワシントン=吉田通夫】米議会上院は19日、ロシアが侵攻を続けるウクライナを支援するため、2022会計年度(21年10月〜22年9月)に約400億ドル(約5兆1000億円)を投じる追加の予算案を可決した。下院は既に通過しており、バイデン大統領が署名して成立する。ウクライナへの武器供与など軍事支援のほか、食料不足に直面する途上国などへの支援も盛り込んだ。
 下院も含めて野党・共和党も多くが賛成に回り、超党派で可決した。バイデン氏は「ロシアによる侵略から国を守るウクライナの勇敢な人々に対し、強い支持を改めて表明する」との声明を発表した。
 ウクライナへの武器供与や訓練など軍事支援には60億ドルを計上。ウクライナに送った兵器の在庫を米国内で補充する費用として90億ドルを充てる。食料難に苦しむ途上国などへの支援に44億ドル、避難民への支援に4億ドルを計上した。
 当初予算に盛り込んだウクライナへの緊急支援は約136億ドルだった。このうち35億ドルの武器供与について、バイデン氏は4月に「ほとんど使い果たした」として追加で330億ドルの予算措置を議会に要求。議会はロシアへの対抗とウクライナ支援を重視し、70億ドルを上乗せした。

おすすめ情報

ウクライナ危機の新着

記事一覧