「反戦貫いた見事な人生」早乙女勝元さん告別式 山田洋次さんら参列

2022年5月20日 18時54分
早乙女勝元さんの告別式の祭壇(東京大空襲・戦災資料センター提供)

早乙女勝元さんの告別式の祭壇(東京大空襲・戦災資料センター提供)

 10日に90歳でなくなった東京大空襲・戦災資料センター名誉館長で作家の早乙女勝元さんの告別式が20日、東京都台東区の寛永寺輪王殿りんのうでんで行われた。親交のあった映画監督の山田洋次さんやエッセイストの海老名香葉子さんら約200人が参列し、別れを惜しんだ。
 弔辞を述べた山田さんは「ほっそりとした体に戦争が絶えないことへの激しい怒りがうずをまいていた。反戦で貫かれた見事な人生を心から称賛したい」と語った。
 喪主を務めた長女の愛さんは「『平和は歩いてきてくれない。その火を消すな。どんどん薪をくべろ』とは勝元語録の一節です。この火種を消さないように皆さんの手で薪をくべてほしい」と呼び掛けた。
 早乙女さんは12歳の時、東京大空襲を体験した。1970年に「東京空襲を記録する会」を結成し、同会は空襲体験記などを収録した「東京大空襲・戦災誌」(全5巻)で菊池寛賞を受賞した。2002年に江東区で開館した東京大空襲・戦災資料センターの初代館長を務めた。(西川正志)

関連キーワード


おすすめ情報