おおむね好評「また利用したい」 飯能河原BBQ場有料化の実証実験 飯能市が結果発表

2022年5月21日 07時28分

有料化実証実験が行われた飯能河原=飯能市で(4月21日撮影)

 埼玉県内有数の川遊びスポット、飯能市の飯能河原で一部エリアを有料化した実証実験について、市は結果を発表した。利用者の反応はおおむね好評だった一方で、「予約システムの使い勝手が悪い」といった声もあり、市や県、奥むさし飯能観光協会などでつくる飯能河原利用調整協議会は、事業化を前提に調整するとしている。(武藤康弘)
 実験は四月二十一日〜今月八日に実施。新型コロナウイルス感染防止や利用マナー向上を狙い、入間川沿いの河原のうちバーベキューなどで火を使えるエリアを区切って有料化した。利用はインターネットによる事前予約者優先で、一日最大五十枠(一枠六人まで)。利用料はごみ回収代を含めて一人千円(当日支払い、小学生以下無料)に設定した。
 全十八日間で最大五千四百人分の利用枠に対し、期間中の利用は三百五十六枠、延べ千四百三十四人だった。このうち当日に予約なしで利用できたのは八百八十人。一日当たりの最多は今月三日の二百八十二人だった。事前予約者の「無断キャンセル」もあったという。
 利用者二十二人がウェブアンケートに回答し、大半が「また利用したい」と答えた一方で、予約してから利用の可否が分かるまで二、三日かかる仕組みに「使い勝手が悪い」との不満も。「駐車場が近くにない」といった声もあった。回答者の居住地は十四人が東京都内、残る八人は飯能市を含む県内だった。
 市によると、これまで利用無料だった河原は多くの行楽客でにぎわい、昨年は騒音やごみの放置など迷惑行為が多発。利用者同士が「密」になる光景もみられ、近隣住民の苦情も受けて八〜十月に河原を閉鎖した。今回の実験期間中は、河原の利用を巡るトラブルや近隣住民からの苦情はなかったという。
 今後の運営主体となる奥むさし飯能観光協会の古島照夫会長は「実験の報告を受け、期待半分、不安半分。利用枠を増やして収益増を図ると同時に、人件費などを見直す必要がある」と話した。

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