10月、富士宮で竜王戦 28、29日第3局 市は「藤井」効果を期待

2022年5月21日 07時45分

大きな窓から富士山を望む対局会場=富士宮市で(市提供)

 富士宮市は二十日、藤井聡太五冠の防衛戦となる第三十五期竜王戦七番勝負の第三局が十月二十八、二十九日に市内で開催されると発表した。市は経済波及効果に期待し、市制施行八十周年記念事業の目玉事業の一つとして誘致してきた。
 市によると、竜王戦は日本将棋連盟などが主催。挑戦者は今後決まる。市内開催は初めてで、同市野中の「割烹(かっぽう)旅館たちばな」の富士山を望む部屋が対局会場となる。市民文化会館では、対局の様子を放映しながら解説する大盤解説会も開かれる予定。
 竜王戦は先に四勝した方が勝ち。第三局の会場に決まったことに、市担当者は「ライバルが多いと聞いていたので、正直厳しいかなと思っていた。第三局は確実に開催されるのでホッとした」と喜ぶ。
 市内には、自身が作った駒が何度もタイトル戦に使われ、後進育成にも力を入れる駒師の大沢建夫さん=雅号・富月=がいる。大沢さんも誘致に尽力し、市担当者は「将棋文化に貢献してきた大沢さんの存在が大きかった」と指摘する。
 タイトル戦では、藤井さんが食べたおやつがたびたび注目を集め、対局日には多くの将棋ファンの来訪も期待できる。須藤秀忠市長は「食のまち富士宮市の魅力を全国に発信する絶好の機会」と喜びのコメントを出した。(佐野周平)

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