参院選まで1カ月 埼玉選挙区、4議席に13人出馬準備 最多の乱立で各党しのぎ

2022年5月22日 06時57分

立候補予定者の集会で気勢を上げる支援者たち

 夏の参院選は想定される「六月二十二日公示、七月十日投開票」の日程まで一カ月となった。埼玉選挙区(改選数四)は主要政党が候補者を擁立し、今のところ現職三人、新人十人の計十三人が出馬を予定。二〇〇一年と並ぶ過去最多の乱立が見込まれ、票の争奪戦に向けて各陣営が準備を加速させている。(近藤統義)
 自民党は五選を狙う関口昌一さん(68)のトップ当選が目標。県連内では二人目の公認候補を立てる動きもあったが、公明党の反発などで見送った。二十一日に開いた総決起大会で、柴山昌彦県連会長は「圧倒的な票数を獲得しなければならないが、甘い選挙ではない」と引き締めを図った。
 与党での二議席獲得を確実にしたい公明は、西田実仁さん(59)が自民の推薦も受けて四選を目指す。大型連休中の五日には山口那津男代表がさいたま市内などで街頭演説し、「党になくてはならない人だ」と熱弁を振るった。
 一九年の補選で当選した上田清司さん(74)は「保守中道」を掲げ、無所属での立候補を表明。知事四期の実績と高い知名度を武器に再選を狙う。国民民主党の推薦も受け、十五日には玉木雄一郎代表が浦和駅前で応援演説に入った。
 これに対し、野党各党の新人は浸透を急ぐ。
 立憲民主党は県議の高木真理さん(54)を擁立した。地盤とするさいたま市以外での知名度を上げるため、各地の駅頭での街宣活動に力を入れる。「現職三人が強い中、何とか滑り込みたい」(県連幹部)と、野党第一党として必勝を期す。
 日本維新の会から立候補する弁護士の加来武宜さん(41)も通勤、帰宅時間帯などに主要駅に立ち、名前を売り込む。昨秋の衆院選では県内を地盤とする二人が比例復活で当選し、存在感をさらに高めたい考えだ。
 共産党は二十一年ぶりに議席を得た前回選の再現を狙う。元衆院議員の梅村早江子さん(57)を立て、志位和夫委員長ら党幹部が県内入りして支持を訴える。
 れいわ新選組は弁護士の西美友加さん(50)を擁立。発信力がある山本太郎代表とともに十四日、大宮駅前で声を張り上げた。
 NHK党は河合悠祐さん(41)、小林宏さん(49)に加え、別の二人も擁立する見通し。諸派の湊侑子さん(39)も立候補を表明し、ほかにも出馬を模索する動きがある。

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