首都の巨塔 10年の光跡

2022年5月22日 07時03分

【月】 長時間露光で写した月の光跡を背に。左は都庁舎=2015年12月撮影、多摩市で

 東京スカイツリー(墨田区)が開業して二十二日で十年。「ギネス世界一」の高さを誇るタワーがそびえる風景はすっかり首都の名物となり、東京新聞もこの間に計八百カット以上の関連写真を掲載してきた。そのうちの約二割は、日没後のライティングで彩られた姿だ。
 塔体は環境負荷が少ないフルカラーLEDでライティングされている。開業からしばらくは派手に照らさず、陰影を使って全体を情緒的に見せる演出がされていた。その後、東京五輪・パラリンピックに向けて照明機器の増設などが行われ、現在ではより明るく視認性の高いデザインになっている。十年間で色調の違う約百三十種類のライティングが夜空を飾ってきた。
 光をまとう巨塔は都心の夜を表現する格好の被写体だ。自然現象や他の建造物などとの多彩な競演を楽しませてくれた。アングルの構想を重ね、好適な条件を待ち、運に恵まれて撮影できたユニークな「コラボ」を再掲する。

【東京タワー】 15キロ離れて超望遠レンズで写すと東京タワーと展望台同士が重なった=2019年1月撮影、川崎市高津区で

【花火】 隅田川花火大会で舞い散るような「華」に彩られる=2015年7月撮影、台東区で

【雲】 雨上がりに低く垂れ込めた雲から白く光る塔頂部をのぞかせる=2014年8月撮影、墨田区で、本社ヘリ「あさづる」から

【赤焼けの富士】 赤く染まった夕焼けに浮かぶ富士山のシルエットとスカイツリー=2021年2月撮影、墨田区で、本社ヘリ「おおづる」から

写真・笠原和則、戸上航一、伊藤遼、七森祐也文・戸上航一
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