種から植物を育てる楽しみを とちぎ花センターの「種ガチャ」10年目 売り上げ好調 同封のおみくじは遊び心満載

2022年5月22日 07時10分

とちぎ花センターで大人気の「種ガチャ」=いずれも栃木市で

 コロナ禍で家庭菜園を楽しむ人が増える中、とちぎ花センター(栃木市)の植物から採取した種が購入できるカプセル式自動販売機が人気を集めている。ストレリチア・レギナエ(極楽鳥花)、ドラゴンフルーツなど市中の園芸店では入手しにくい希少種が多く、同封される職員手作りの解説おみくじもユニーク。愛称「種ガチャ」は今年で十年目。売り上げは右肩上がりで四月は過去最多の千個を超す販売を記録した。(梅村武史)
 「植物を種から育てる喜びを味わってほしい」と発案者の同センター職員、永島安紀さん(50)。園内には千種類以上の植物が生育しており、不要になった種を有効活用するため知恵を絞った。二〇一三年にカプセル式自販機をリースし、一回百円で種ガチャを始めた。
 最初はパパイアやサボテンなど六種類から始め、季節により、常時十五種類以上の種を用意。累計の提供種は五十を数える。カプセルへの仕込みは職員が協力して空いた時間に行っている。
 カプセル同封のおみくじに遊び心があふれている。「ローズヒップ」には「美魔女運 中吉」のおみくじ。熟年のシミ、シワ、白髪に良いとされることから。「プルメリア」は「歌唱力運 大吉」。映画「プルメリアの伝説」の主演、松田聖子さんは歌がうまいから。「ハゼラン」は「パリピ運 大吉」。丸い種がはじけ飛ぶ特徴から。「リプサリス」は「貢ぎ運 凶」。ひものような枝が特徴−など。
 百二十字前後の文は永島さんの作。花の名前の由来や特徴、豆知識などを詰め込んだ。「楽しんでもらえればうれしい。種ガチャファンが増え、一日に十個購入する人もいるので期待に応えようと頑張っている」と笑った。
 種ガチャは同園とちはなちゃんドーム砂漠コーナーとホール棟に設置されている。問い合わせは同園=電0282(55)5775=へ。

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