トルコ大統領、「非合法組織」への支援停止を要求 NATO加盟申請の北欧2カ国首脳と電話会談

2022年5月22日 19時41分
トルコのエルドアン大統領=AP

トルコのエルドアン大統領=AP

【カイロ=蜘手美鶴】トルコのエルドアン大統領は21日、北大西洋条約機構(NATO)へ加盟申請した北欧スウェーデン、フィンランド両国の首脳と相次いで電話協議した。両国の加盟に反対するエルドアン氏は、トルコがテロ組織に指定する非合法組織クルド労働者党(PKK)への支援停止を要請し、具体的な対策を求めた。AFP通信などが伝えた。
 トルコが加盟反対を表明した後、両国首脳と対話するのは初。トルコ大統領府によると、エルドアン氏はスウェーデンのアンデション首相に「テロ組織への政治、経済的支援や武器供与は止めねばならない」と伝達。フィンランドのニーニスト大統領には「NATO同盟国に脅威を与えるテロ組織への支援はNATOの精神に反する」と訴えた。
 協議後、アンデション氏は声明で「テロとの戦いと、PKKがテロ組織であることを支持する」と述べ、ニーニスト氏はツイッターで「トルコとは安全保障面での関係を強化できる」と強調。両氏ともトルコへ歩み寄る姿勢を見せた。
 エルドアン氏は同日、NATOのストルテンベルグ事務総長とも電話協議し、「両国がトルコとの連帯を明確に示さない限り、加盟を前向きに捉えることはできない」と伝えた。
 NATO加盟にはトルコを含む全加盟国の同意が必要だが、トルコは両国がPKK関係者を国内で保護しているなどとして、加盟反対の姿勢を示している。

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