スカイツリーとともに刻む家族の歴史 開業日に結婚した夫婦、撮り続けた10年目の記念写真は親子4人で

2022年5月22日 20時26分
 東京スカイツリー開業当日に結婚した千葉県柏市の夫婦がこの日、恒例の家族写真を撮るためツリーを訪れた。ケアマネジャー吉岡秀人さん(35)と作業療法士の布紗香ふさかさん(35)。結婚10年の間に家族は4人に。新型コロナウイルス禍で途絶えそうになったこともあったが、家族の絆の証しがまた1枚増えた。(三宅千智)

10回目の結婚記念日に開業10周年を迎えた東京スカイツリーを訪れた吉岡さん家族。(左回りに)布紗香さん、煌人くん、蓮人くん、秀人さん=22日、東京都墨田区で(木口慎子撮影)

◆「家族が楽しみにできる恒例行事を」

 午前10時すぎ、2人は長男煌人あきと君(8)、次男蓮人れんと君(5)とともに、ツリー入り口の「10th ANNIVERSARY」のポスターの前でパシャリ。煌人君が照れながら「10周年おめでとう」と言うと、2人は顔を見合わせてほほ笑んだ。

結婚1周年の記念写真=以下は吉岡布紗香さん提供

 2009年、2人は千葉県野田市の病院で同僚として出会った。約3年の交際を経て、布紗香さんの25歳の誕生日の5月21日に婚姻届を出そうとしたが、当日は仏滅。翌日がツリー開業日と知り、「同じ日なら結婚何年目って忘れないね」と話し、開業と同日に夫婦になった。
 「家族が楽しみにできる恒例行事を」との布紗香さんの希望で、翌年から結婚記念日にツリーの周年記念のポスターの前で写真を撮るのが決まりになった。夫婦2人から始まった家族写真に、2周年から煌人君が、5周年から蓮人君が加わった。

結婚2周年の記念写真

 20年の8周年、21年の9周年は新型コロナ感染拡大の影響で、ツリーが臨時休業。記念日の撮影はかなわなかったが、秀人さんがツリー運営会社に思いを伝えたところ、昨年初めと昨秋に特別にポスターを掲げてもらった。「毎年半袖で写っていたのが、長袖になっちゃったね」と4人で笑いながら写真を撮った。

結婚5周年の記念写真

◆「写真の更新続けたい」

 昨年8月には家族全員がコロナに感染。子どもたちは幸い比較的症状は軽かったが、秀人さんは割れそうな頭の痛みに「明日、目が覚めないかも」との思いが頭をよぎったことも。布紗香さんも秀人さんが心配で眠れなかったという。
 秀人さんは「家族が健康でいられるありがたさを身をもって知った。みんなで元気に過ごして、写真を更新し続けたい」。青空に高く伸びるツリーを見上げて力を込めた。

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