循環型社会へプロジェクト発足 不用品処分行い、自治会費に還元

2022年5月23日 07時07分

うつのみや還元プロジェクト活動に携わる皆さん。右から永祚さん、寺沢さん、AXIAスタッフの伊東真吾さん、山口さん、永祚さんの長男の平さん=宇都宮市で

 リサイクルや家財整理サービスなどを展開する宇都宮市陽東五の「AXIA」=永祚(えいそ)純代表(43)=は、提携する自治会内で依頼があった不用品処分の回収費用から10%を同自治会費に還元し、再活用可能な場合は買い取る「うつのみや還元プロジェクト」を立ち上げた。約三年前から同市江曽島四丁目自治会で実践し、これまでに約十万円の還元を実現している。
 自治会運営費は、加入者の減少に伴い不足傾向にあるという。プロジェクトは、地域に眠っている資源を有効活用して運営費を補うほか、循環型社会への理解を高めるのが狙い。永祚さんの友人の寺沢崇史さん(43)が副会長を務める江曽島四丁目自治会の協力で、二〇一八年十二月に始めた。
 不用品回収や家財整理などに関する無料相談会を月一回、公園で開き、チラシ配布などで周知に努めた。相談件数は年々増加し、不用品回収に関する問い合わせが平均月一、二件ほど来るようになった。昨年は遺品整理の依頼を受け、約八万円を同自治会に納めた。
 同自治会長の山口和昭さん(71)は「不用品回収が公園の清掃や修繕費、防犯防災対策の資金に還元される。本当にありがたい仕組み。自治会の意義を地域の皆で改めて考える機会にもなり、新たな連帯感が生まれた」と笑顔で語った。
 永祚さんは「独居、高齢者世帯を不用品回収詐欺から守る役割も兼ねている。今後、宇都宮市内全体にプロジェクトを広げたい」と話している。(ライター・青柳厚子)

関連キーワード


おすすめ情報

栃木の新着

記事一覧