盛り土新条例巡り 県に質問状を提出 被害者の会や函南の団体

2022年5月23日 07時07分

県の盛り土規制新条例を巡り、担当部署に説明を求める山口雅之さん(右から2人目)ら住民団体などのメンバー=県庁で

 七月に施行される盛り土を規制する静岡県の新条例を巡り、函南町である大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業計画に反対する住民団体や、熱海市土石流災害の遺族らでつくる被害者の会が、県に公開質問状を提出した。新条例には事業者に配慮した規定があるとして、住民団体の山口雅之代表(64)は「川勝平太知事の政治姿勢と真逆な条例になっている」と主張している。
 質問状では、条例施行日までに森林法に基づき林地開発行為の許可を得た事業が、新条例の規制対象外となっていることに言及。今月施行した、鳥取県の盛り土規制に関する条例では規制対象になっていることから「住民の不利益になることで、なぜ事業者に配慮する必要があったのか」などと訴え、川勝知事からの説明を求めている。
 各団体の代表者ら五人が県庁で、条例の関係部署の幹部に説明を要請。盛土対策課の担当者が、一カ月以内の文書回答を約束したという。土石流被害者の会の太田滋副会長(65)はその後開いた会見で「知事からは話を聞いてもらう機会がもらえていない。住民の利益になる条例になってほしい」と話した。(谷口武)

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