清澄白河【江東区】アートに触れる深川江戸さんぽと自然豊かな清澄庭園を歩こう!  〜ぐるり東京 街さんぽ〜

2022年6月2日 09時30分
ぐるり東京 街さんぽ

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イラスト:杉崎アチャ

清澄庭園へのアクセス

都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩約3分

清澄白河のココが見どころ

 隅田川の東側に位置する清澄白河。隅田川と旧中川を結ぶ運河である小名木川には、葛飾北斎や歌川広重の浮世絵にも描かれた萬年橋が架かっています。意外にも、清澄白河駅が開業したのは平成12年(2000年)。比較的近年まで鉄道駅が存在しない街だったことも、古い寺院や建物が多く残り、下町情緒を感じられる理由のひとつでしょう。平成27年(2015年)のブルーボトルコーヒー日本1号店のオープンをきっかけに「コーヒーの街」としても知られるようになりました。

豊かな自然とアートに触れる深川江戸さんぽ

 「清澄白河駅」A3出口から散策をスタート。清澄通りを南下するとすぐ右手に「清澄庭園」のこんもりとした緑が見えてきます。清澄庭園には後ほど立ち寄ることにして、左折し深川資料館通りへ。
 下町情緒を感じる商店街を歩きます。江戸名物として知られる深川めしやおでんの店、昔ながらの豆腐店などに心惹かれつつ、最初に目指すのは「東京都現代美術館」です。江東区民の憩いの場である木場公園の敷地内にあり、その延床面積は国内の美術館では最大級。エントランスの奥行きはなんと約140m! 企画展示室の巨大な吹き抜けも印象的です。開放感あふれる空間に身を置いて現代アートに向き合っていると、感性が刺激されると同時に、不思議と心からリラックスできました。
 美術鑑賞のあとは、お待ちかねの腹ごしらえ。清澄通り沿いの老舗そば店「長寿庵 蕎匠きょうしょう」に入ります。二代目であるご主人は、町会の神輿総代も務める生粋の江戸っ子。落ち着いた店内には地元のお客さんも多く、アットホームな雰囲気に癒されます。アサリと江戸ネギのかき揚げに興味を惹かれ、深川天せいろをチョイス。江戸ネギは、千住ネギとも呼ばれる江戸伝統野菜です。やわらかいアサリと甘みの強い江戸ネギのかき揚げはサクサクで、かつお節の利いたつゆとの相性も抜群! 店内で打った二八そばはツルツルと喉越しが良く、かき揚げとともに箸が進みます。女将さんから勧められ、食後は残ったつゆをそば湯で割っていただきました。
 最後に向かうのは、やはり清澄庭園。一説によると、この地に庭園の原型が作られたのは、江戸幕府八代目将軍徳川吉宗の時代。その後、明治時代に岩崎家の別邸として造園され、現在のような回遊式林泉庭園に。岩崎彌太郎氏が石好きだったことから、園内には、各地から集められた数々の名石が配置されています。池の周囲をぐるりと歩きながら風光明媚な景色を楽しんでいると、どこからかアオサギが飛んできて松の枝に止まりました。池の中に3つある小島は、野鳥の休憩所といったところ。のんびり羽を休める野鳥たちにならい、ひと休みしましょう。GWや花菖蒲の見頃など、時期によっては、園内の「大正記念館」や「涼亭」がお休み処として開放されます。季節の花のお茶菓子付きの抹茶セットをいただき、満ち足りた気分で清澄白河をあとにしました。

<清澄白河のおすすめスポット>

◆東京都現代美術館

平成7年(1995年)に開館した現代美術専門美術館。戦後美術を中心とする約5500点の収蔵作品から、会期ごとに異なったテーマを設けて展示作品をセレクトする「MOTコレクション」のほか、幅広いジャンルの企画展も年間6~8本開催しています。館内には、日替わりサンドイッチが人気のカフェや、気軽にアートとふれ合えるレストランもあります。

<上>平成31年(2019年)3月、約3年間の改修工事を経てリニューアルオープンPhoto:Kenta Hasegawa <下>アルナルド・ポモドーロ「太陽のジャイロスコープ」1988年。リニューアル前は屋外に展示されていた Photo:Keizo Kioku

スタッフ

スタッフ

リニューアルにあたり、エレベーターやバリアフリーを増設し、ミュージアムショップ横の中庭スペースも開放。より居心地のよい「開かれた美術館」に生まれ変わりました。


お客様

お客様

「MOTコレクション」の作品セレクトがよいです。独自の企画展も楽しみにしています。作品を鑑賞したあと、カフェや中庭で余韻に浸れるのもうれしいですね。


<データ>
住所 江東区三好4-1-1(木場公園内)
電話 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間 10:00〜18:00(展示室入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜(祝日の場合は翌平日)、展示入替期間、年末年始
※月曜開館日もあり。詳細は公式HPをご確認ください。
https://www.mot-art-museum.jp/

◆長寿庵 蕎匠(きょうしょう)

創業は昭和27年(1952年)。その時期で最も美味しい国産そば粉を仕入れ、店主自ら打つ自家製そばは瑞々しく風味豊か。季節ごとに登場する変わりそばも人気です。地元の人が、法要後の食事の場として活用する機会も多いのだそう。深川寺町の一画で、創業以来の味を守り続けています。

<上>清澄通りを歩くと看板が見えてくる <下>深川天せいろ(1750円)は根強いファンの多い人気メニュー

店員

店員

温かいそばを注文されたお客様にも食後のそば湯をお出ししています。ルチンがたっぷり溶け出した濃厚なそば湯を飲めばお肌がスベスベになりますよ!


お客様

お客様

いつ訪れても元気な女将さんが迎えてくれる安心できるお店。メニューが豊富で、季節感のある限定メニューもあるので、どれを食べようか毎回迷ってしまいます。

<データ>
住所 江東区平野1-7-2
電話 03-3642-7559
営業時間 11:30〜15:00(LO14:30)、17:30〜21:00(LO20:30)
定休日 日曜
※祝日営業日もあり。お電話にてご確認ください。
※そばが売り切れの際は早めに閉店する場合があります。

◆清澄庭園

明治11年(1878年)、江戸時代に大名の下屋敷だった一帯を、三菱の創始者・岩崎彌太郎氏が取得。岩崎家の別邸として造園が進められました。関東大震災後、被害が少なかった東半分が東京市に寄付され、昭和7年(1932年)に清澄庭園として開園。3つの小島や数寄屋造りの涼亭、石の歩道とも言える磯渡りなどが配された池を庭園の要とし、南側の自由広場では、遅咲きの里桜や花菖蒲など、四季折々の花が楽しめます。

<上>園内の集会施設である大正記念館や涼亭を、年に数回、期間限定のお休み処として開放。庭園を眺めながら、お茶菓子付きの抹茶セット(850円)など、軽食・喫茶メニューが楽しめる <下>例年、6月頭に花菖蒲が見頃を迎える

スタッフ

スタッフ

何度訪れても新たな発見があるのが清澄庭園。佐渡赤玉石をはじめとした名石や、松尾芭蕉の句碑などにも注目してみてください!


お客様

お客様

手入れの行き届いた立派な日本庭園。のんびり歩いていると、ここが都心であることを忘れてしまいます。


<データ>
住所 江東区清澄3-3-9
電話 03-3641-5892(清澄庭園サービスセンター)
開園時間 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
入園料 一般150円、65歳以上70円
休園日 年末年始(12月29日~翌年1月1日まで)

※新型コロナウィルス感染症の影響で、掲載したお店や施設の臨時休業および、営業時間などが変更になる場合がございます。事前にご確認ください。
※掲載のイラストマップは縮尺や詳細な位置など、実際と異なる場合がございます。
※2022年6月2日現在の情報です。
※料金は原則的に税込み金額表示です。

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