児童らが作った駅メロで発車! 岳南電車、吉原駅でお披露目

2022年5月24日 07時51分

駅ホームに設置された紹介パネル=富士市の岳南電車吉原駅で

 富士市のローカル私鉄・岳南電車は二十二日、地元の今泉小学校児童が総合学習の授業で作った「すごいぞ!岳南電車」など二曲をアレンジし列車の発車直前に駅ホームで流れる発車メロディーをお披露目した。
 「すごいぞ!岳南電車」は軽快なリズムの明るい曲で、今泉小三年三組がコロナ禍で打撃を受けた岳南電車を応援しようと、昨年三月に作った。同市出身の歌手川口カズヒロさんが作った「岳南電車」は対照的に、ゆったりとしたテンポで郷愁を誘う曲調だ。岳南電車はこれまで発車メロディーがなく、代わりにベルの音を鳴らしていた。
 起点駅の吉原駅ホームで行われた記念式典で、石井謙一社長は「やっぱり岳南電車は地域の皆さんや岳鉄ファンがあってこその鉄道」と、この二曲を採用した理由を説明。発車メロディーが流れると、来場者から拍手が送られた。
 制作時に三年三組の担任教諭だった篠原那由多さんは「発車メロディーになるなんて想像もしていなかった。児童が頑張って作ったものが形になり、本当にうれしい」と話した。曲作りに参加した児童も来場し、竹内龍希さんは「毎日流れると思うと、すごくうれしい」と喜んだ。
 同社職員を対象に車内アナウンスの講師を務める東京のボイストレーナーで、タレントの響丈(ひびきじょう)さんの声で電車の到着などを知らせる自動放送もお披露目された。(佐野周平)

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