知床観光船、再び沈没、えい航中に水深180mの海底へ

2022年5月24日 12時48分
北海道斜里町沖の作業船「海進」=24日午前11時56分(共同)

北海道斜里町沖の作業船「海進」=24日午前11時56分(共同)

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、専門業者「日本サルヴェージ」が24日、カズワンを斜里町沿岸部の浅い海域へえい航中、船体が落下、再び水深約180メートルの海底に沈没した。当初、同日中に船体をクレーンで作業船「海進」に載せた後、数日かけて内部にたまった水を抜いてから網走港で陸揚げする予定だった。
 第1管区海上保安本部(小樽)とサルヴェージ社は詳しい状況を調べ、船体を引き揚げることが可能かどうか検討する。
 事故は4月23日に発生。これまでに乗客乗員26人のうち乗客14人の死亡が確認され、12人の行方が分かっていない。1管は24日も航空機や船舶で洋上から捜索を続けた。
 ロシアが実効支配する北方領土・国後島で見つかった乗客や乗員とみられる2人の遺体については、身元を特定するため、同国と情報交換を進めている。
 カズワンは、4月29日に水深約120メートルの海底に沈んでいるのが発見された。道警などの水中カメラやサルヴェージ社の潜水士による船内捜索が行われたが不明者を発見できず、引き揚げに向けた作業を進めていた。(共同)

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