企業組合「あうん」の魅力を 神田須田町で27〜29日 洋服や雑貨など販売

2022年5月25日 07時04分

awnで販売する商品を紹介する荒川茂子さん(左)と桑原史香さん=荒川区で

 派遣切りなどさまざまな理由で仕事を失った人たちが働く企業組合「あうん」(荒川区東日暮里一)が二十七日〜二十九日、千代田区神田須田町二のイベントスペース「海老原商店」で、洋服や雑貨などを販売するセレクトショップ「awn」を開く。担当者は「商品を通してあうんの魅力を知ってほしい」と話している。(西川正志)
 awnで販売する商品は、組合が運営するリサイクルショップ「あうん」に持ち込まれたり、古着の卸業者から仕入れたりした商品。ワンピースや食器、置物など三百点ほどが並ぶ。
 組合は、路上生活者(ホームレス)らが安定した収入を得られる仕事を作ることを目的に発足し、リサイクルショップや引っ越し事業などを展開。シングルマザーや引きこもり経験のある人も働いている。
 二十六人のスタッフの時給は、都の最低賃金を上回っているといい、より収益を上げて時給を増やすことを目的にセレクトショップ事業にも乗り出した。
 awnを発案したのは、演劇などの衣装デザイナーとして十年近く活動してきたスタッフの桑原史香さん(33)。今年一月に台東区で開催した一回目のawnでは、明るい色を中心にそろえた洋服やアクセサリーが好評で、三日間の開催期間中に約百人が来場した。
 桑原さんは「今回は大人っぽいアイテムを中心にそろえた。洋服好きな人も気に入るものが、きっとあるはず」と話す。
 同組合代表理事の荒川茂子さん(67)は「二十年間で生活できる程度の時給を払えるようになったが、小さな店がつぶれていく時代でどう踏ん張るかが大切。事業の拡大や他団体との連携などさまざまな方法で生き残り、地域の拠点でもあるあうんを守っていきたい」と話した。

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