参院選神奈川 立候補予定者説明会に22陣営

2022年5月25日 07時08分
 神奈川県選挙管理委員会は二十四日、夏の参院選神奈川選挙区(改選定数四、欠員補充一)の立候補予定者説明会を県庁で開いた。自民、立憲民主、公明、国民民主、日本維新の会、共産、社民、NHK党、諸派など計二十二陣営が参加した。
 このうち自民は現職と元職の計二人、立民は新人二人、公明が現職一人、国民、維新、共産はそれぞれ新人一人、NHK党は新人四人が立候補を表明。同党はさらに一人を擁立する見込み。社民は候補者を発表していない。れいわ新選組は擁立の方針だが、候補者未定で説明会に来なかった。
 参院選の日程は六月二十二日公示、七月十日投開票が有力視されている。説明会に出席した二十二陣営と、出席しなかったものの立候補を表明している人らを合わせると計二十四人。大半が出馬すれば、一九八三年と九八年選挙の十五人を上回り、過去最多となる。(志村彰太)

◆定数4+1の変則選挙 5位当選者は任期3年

 夏の参院選で、神奈川選挙区の改選定数は4だが、欠員1の補充もあるため5人が当選する「合併選挙」となり、5位の当選者は任期が約3年で2025年に改選を迎える。このため、同年に任期が終わる現職のいる自民、立憲民主、公明の各党は「4位以内で当選しないと3年後につぶし合いになる」と危機感を強めている。(志村彰太)
 自民は現職三原じゅん子さん(57)に加え、昨年の衆院選では神奈川4区で無所属候補として自民と争った元職浅尾慶一郎さん(58)を仲間に引き入れ、二人を公認した。四月から県連会長に就任した小泉進次郎前環境相は、「参院選は与党で四分の三(改選定数四のうち三)を取っていく戦いだ」としきりに訴える。
 小泉氏が言及する「三人目」は、公明現職の三浦信祐さん(47)のことだ。自民県連は「公認候補二人で手いっぱいだ」と、三浦さんへの推薦に難色を示した時期があった。小泉氏は、あえて三浦さんの名前を出して結束を強調する。
 ある公明地方議員は「与党系、保守系への支持が分散する。厳しい戦いになる」と警戒する。公明の支持基盤を固めつつ、幅広く無党派層への浸透を図る。
 立憲民主も二人を擁立する。現職真山勇一さん(78)が病気療養で不出馬となり、いずれも新人で、県議の寺崎雄介さん(50)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員の水野素子さん(52)が立つ。党勢に陰りが見え、共倒れも懸念されるが、阿部知子県連代表は「神奈川は立民の支持率が高い」と自信を見せる。
 国民民主は、元埼玉県知事秘書の新人深作ヘススさん(37)を公認。支持母体の連合の推薦を得たが、連合は立民の水野さんも推薦する見込み。連合神奈川の幹部は「組織で一枚岩になれなかった。ぜいたくは言えない。五分の二(欠員補充も含めた当選枠五のうち二)で議席を確保できれば」と話す。
 共産は新人浅賀由香さん(42)が三度目の挑戦。昨年八月に第三子を出産し、今年三月まで政治活動を休んでいた。育児と両立するため、「夜は原則、活動をしない」などの新しいスタイルを実践するという。
 日本維新の会は、元職松沢成文さん(64)が出馬予定。松沢さんは昨年、横浜市長選への出馬に伴い、参院議員を辞職した。今回、補充される欠員は松沢さんが持っていた議席で「五位当選なら批判されかねない」(事務所幹部)として、上位に食い込みたいという。
 このほか、NHK党はいずれも新人の重黒木優平さん(35)、飯田富和子さん(53)、野田健一さん(45)、橋本博幸さん(39)の四人が出馬表明し、さらに一人を擁立する。諸派はいずれも新人の壱岐愛子さん(36)、藤村晃子さん(49)、針谷大輔さん(57)が出馬を表明。また、れいわ新選組と社民も候補者選定を急いでいる。

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