<食?問>おいしそうな写真 スマホで撮りたい

2022年5月25日 08時29分

筆者が撮影した定食。提供時に近い状態で写した

 スマートフォンで料理の写真を撮るのですが、おいしそうに見えません。
 外光届く窓際 斜め上から
 レストランやカフェで食べた一皿や、家庭料理の記録を上手に残したいですよね。本社写真部の木口慎子記者(42)に、料理がおいしそうに見えるスマホ撮影術を聞きました。
 被写体は社員食堂の定食です。この日の献立は鶏肉のピカタ。まず筆者が室内灯(蛍光灯)の下で撮影しました=写真(上)。
 次に木口記者が同じ機種のスマホで撮影しました=同(下)。「表現したいのは、ピカタの立体感とトマトソースの照りです」

逆光になるように南側の窓際で撮影した「鶏肉のピカタ」。フラッシュは未使用。露出補正もしていない

 ポイントを説明します。「撮影場所は外光が差し込む窓際にしてください」。太陽の位置を確認し、逆光となる場所を選びます。光の強さもありますが、背後から光が当たると、手前に陰影ができて料理に立体感が出ます。
 次はスマホカメラの位置です。インスタグラムなどで真上から写す人もいますが、斜め上から撮影すると料理の厚みも表現できます。「いすに座って食べる時の見え方に近く、違和感も少ないと思います」
 スマホカメラは広角レンズが一般的です。撮影範囲が広く集合写真などが撮りやすい半面、周囲にゆがみが出やすくなります。「ズームして撮影すれば、ゆがみは少なくなります」。カメラアプリを立ち上げ、画面に載せた二本指を広げるとズーム撮影できます。
 撮影時はフラッシュを使っていません。「前方から強い光が当たると陰影が弱まり、のっぺりとした印象になるから」
 逆光が強すぎて手前の陰影が過剰に出る場合はどうすればいいでしょうか。光がくる方向に白い布や紙、アルミホイルなどを向けて反射板の代わりとしたり、カメラの露出補正で明るさを足したりします。
 窓がなかったり、外光が届かなかったりする室内撮影の場合は、蛍光灯などの光が背後から当たる位置に料理を置いてください。
 構図の工夫も大切。木口記者は今回、ピカタのみを撮影しました。「被写体をメインのみにしたことで主題がはっきりします。皿の周囲をトリミング(切り取り)してもOK。その分、料理がボリューム感を伴って写ります」

箸を使って麺を引き上げると目線をひきつけることができ、麺の種類も伝わる

 また、小道具をうまく使うと、料理がおいしそうに見えます。カップ麺もフォークや箸などで麺を容器から引き上げると、動きが出て、目線が麺に向く効果も出ます。盛り付けを崩さないように、麺はカメラから遠い場所から少しだけ持ち上げるのがこつです。 (服部利崇)

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  =次回は6月8日掲載

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