首都直下地震、何が起きる? 3日後は?1週間後は? 避難所の場合、自宅の場合…主な被害想定

2022年5月26日 06時00分

③帰宅困難者になった場合…

▼地震発生直後~1日後

▷広範囲の停電ガスの供給停止断水下水道の利用制限が発生。
▷音声通話がつながりにくくなり、メール、SNSの大幅な遅延などが発生。家族との連絡が困難に。
公衆電話はこの10年間で半減しており、長蛇の列が。
▷JR在来線、私鉄、地下鉄、新幹線といった鉄道が運行停止。道路寸断や交通規制でバスなどの代替輸送も困難
▷高速道路や主要な一般道で一般車両の通行が規制
▷ガソリンスタンドは給油不能か長蛇の列
▷多くの人々が徒歩や自転車で自宅に帰ろうとする。

東日本大震災から4日後。計画停電の朝、自転車と徒歩で移動する大勢の通勤客ら=練馬区高野台で


▷帰宅困難者が一時滞在施設に多数殺到し、周辺が混乱する可能性。避難所にも多数訪れる。備蓄物資が早期になくなる可能性。
▷断水などにより一時滞在施設や公共施設、コンビニのトイレが利用できない
道路が混雑し、救命救急、消火活動に著しい支障。
▷夜間・休日等に地震が起きた場合は、従業員の出勤が困難に。
  • 繁華街の場合…

     昼間に地震が起きると、観光や会食などの目的で街に来ている人が多く、行き場のない帰宅困難者が多数発生。周辺の一時滞在施設で収容しきれなくなる可能性がある。徒歩で帰宅しようとする人も出始め、道路上が大混雑し、群集雪崩などが発生する可能性も。

  • ターミナル駅の場合…

     公共交通機関の停止で、大量の帰宅困難者が発生する。混乱が収まるまで帰宅しないよう呼び掛けられるが、徒歩で帰宅しようとする人も出始め、道路が大混雑になる。膨大な利用者や駅周辺にいた人が交通機関の情報や当面の居場所を求めて殺到。群集雪崩などが起きる。観光客らは駅周辺の地理を理解していないため、避難誘導が困難になり混乱につながる。

  • 超高層オフィスビル街の場合…

     街に留まっている膨大な人々への救助活動や避難誘導、大量の帰宅困難者への対応が必要になるが、対象者数が多いために混乱が生じる。ビル内の多数の従業員や利用者が屋外にあふれ出し、行き場のない人が多数、街に留まる。夏は停電で空調が停止し、猛烈な暑さで建物内にい続けることが困難になり、ビル周辺にいる人がさらに増える。エレベーターの停止で多くの建物で閉じ込めが発生する。路上の多数の人が一時滞在施設や避難所に殺到したり、徒歩で帰り始めたりすることで、救助、消火活動や避難所運営に支障が発生する。

▼数日後~

▷道路・鉄道の復旧が長期化する地域では、道路寸断や交通規制でバスなどの代替輸送も困難で、勤務先や通学先などでの滞在が長期化。飲食料やトイレなどの確保が困難に。
▷保護者が保育園に迎えに行けないと、保育士も帰宅できず、園に留まり続ける。
▷運行再開した区間では、駅などに多くの人が殺到
▷地震が夜間や休日に起きた場合は、十分な数の従業員が出勤できない状態が1週間以上続き、業務継続が困難に。
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