首都直下地震の被害「一人一人が想像を」 東京都防災会議、タイムラインで初めて示す

2022年5月26日 06時00分
 首都直下地震が発生したら私たちの身の回りではどんなことが起こりうるのだろうか。東京都防災会議は25日、新たな被害想定の公表に合わせて、想定される出来事を初めて時間軸で示した。一人一人が具体的に想像することが対策の第一歩になる。(加藤健太)

東日本大震災から12日後、液状化現象で電話ボックスが傾いたままの千葉県浦安市内

 「液状化で家が傾き、生活が困難に」「買い占めで生活必需品は品薄が続く」。都が公表した「災害シナリオ」には、私たちが直面するであろう出来事が、電気や水道、通信などといった分野ごとに記された。
 時間軸で示した狙いについて、都の担当者は「被害が移っていく様子を伝えることで都民に具体的な行動を促せると思った」と説明する。地震の被害が最も大きくなるとされる冬の午後6時に、都心南部を震源とする直下地震が発生するケースを想定した。
 典型例は示されたが、私たちが置かれた状況は一人一人異なる。都心には高層ビルが立ち並び、多摩地域には自然が広がる。住宅はタワーマンションから年月を重ねた木造までさまざまだ。都の担当者は「一人一人がさまざまな事態を想像して防災意識を高めてほしい」と呼び掛けた。

▼ライフライン、通信、交通網はどうなる

 タイムライン形式でまとめた被害想定の一覧表を、東京都防災会議の資料をもとに作製しました。

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