<曇りのち晴れ>終活を学ぶ

2022年5月26日 07時19分
 父が亡くなって1年になる。手術後の急な死亡で遺言はなく、葬儀に招くべき人が分からずに悩んだ。新型コロナの影響を考え、通夜・告別式はできるだけ簡素にしたが、父の真意はどうだったのか。最後のお別れの機会だけに、今も気になっている。
 この経験もあって、4月から通信教育で終活の勉強を始めた。テキストを読みながらエンディングノートを作っていくのだが、社会保障や成年後見、高齢者住宅・施設の選び方など、将来役に立ちそうな知識が盛り込まれており、まじめに取り組んでいる。
 もしものときに備え、エンディングノートには家族構成や、親しかった人への思いだけでなく、不動産や預貯金などの資産も分かるようにしておくとよいそうだ。遺言のような法的効力はないが、自分の意思を明確にしたいと思った。
 記入が難しいのは、自分の希望する葬儀や遺影写真などだ。「まだあの世へ行くのは早い」という気持ちが強いからだろう。それでも、早めに準備しておくことは、家族にとってありがたいはずだ。 (野仲正夫、60歳)
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厚い曇り空でも雲の向こうには必ず青空がある−
そんな思いを胸に、記者が暮らしの出来事を綴(つづ)ります。

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