銃撃15分前にSNSで犯行予告 米テキサス乱射 遺族ら嘆く「生徒守るため犠牲に」「笑顔忘れない」

2022年5月26日 19時11分
米南部テキサス州ユバルディの小学校で起きた銃乱射事件の犠牲者に対する追悼集会で祈る遺族ら=AP

米南部テキサス州ユバルディの小学校で起きた銃乱射事件の犠牲者に対する追悼集会で祈る遺族ら=AP

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米南部テキサス州ユバルディの小学校で児童ら21人が死亡した銃乱射事件で、現場で死亡した容疑者の男(18)が24日の犯行直前、「小学校を銃撃する」と交流サイト(SNS)に投稿していたことが判明した。同州のアボット知事が25日の記者会見で明かした。遺族らは突然の悲劇を嘆き、「忘れない」と奪われた命を悼んだ。
 アボット氏や米メディアによると、容疑者は小学校に車で着く約15分前、SNSで銃撃を予告した。これに先立ち「祖母を撃つつもりだ」「祖母を撃った」とも書き込み、実際に同居する祖母(66)の顔を撃った。
 小学校では祖母の通報を受けた警官と銃撃戦になったが、4年生の教室に侵入して「AR15」という殺傷力の高い銃を乱射したとみられる。国境警備隊に射殺されるまで校内に40分以上とどまり、死者のほか負傷者も17人に上った。
 容疑者は高校を中退し、犯罪歴や精神疾患はなかった。言語障害などでいじめられた経験があり、最近は暴力的な傾向があった。16日の誕生日直後、合法的に武器と弾薬を購入した。
 犠牲となった教員イルマ・ガルシアさん(48)の関係者が開いた募金サイトには「優しくて親切な四児の母であり妻。教室の子どもたちを守るために犠牲になった」と記された。ハビエル・ロペス君(10)は成績優秀者として表彰された数時間後に命を奪われた。母は米メディアに「面白くて活気に満ちた子だった。その笑顔を忘れない」と話した。

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