門前仲町【江東区】歴史ある二大社寺を巡る深川江戸さんぽ 老舗の名店で深川めしをいただく  〜ぐるり東京 街さんぽ〜

2022年6月9日 09時30分
ぐるり東京 街さんぽ

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イラスト:杉崎アチャ

富岡八幡宮・深川不動堂へのアクセス

都営大江戸線「門前仲町駅」から徒歩約6分
東京メトロ東西線「門前仲町駅」から徒歩約3分
JR京葉線「越中島駅」より徒歩約15分

門前仲町のココが見どころ

 門前仲町は、その名の通り、富岡八幡宮や深川不動堂をはじめとした神社・寺院の周囲に形成された門前町です。かつては、隣接する清澄白河や木場などを含む辺り一帯が「深川」という地名でした。朱塗りの山門から深川不動堂まで続く約150メートルの参道では、きんつばや手焼きせんべい、佃煮など、門前町らしいグルメも楽しめます。夏に開催される富岡八幡宮の例大祭「深川八幡祭り」も、この街の代名詞のひとつ。日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに「江戸三大祭り」と呼ばれています。

歴史ある二大社寺を巡る深川江戸さんぽ

 「門前仲町駅」1番出口を出て、すぐ右手に現れたのは大きな赤い山門。「深川不動堂」へと続く参道の入り口です。道の両端に並ぶ行灯風の街灯には、「人情深川ご利益通り」と書かれたタペストリーが掛かっています。
 江戸情緒漂う商店街を歩き、目指すは深川不動堂。千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の東京別院であり、山門にも「成田山」と書かれていました。境内に足を踏み入れ、最初に目線を奪われたのは、梵字の壁に覆われた新本堂です。この新本堂は、開創310年を記念して新しく建てられたもの。境内の中心にある旧本堂は江東区最古の木造建築と言われ、区の登録文化財に指定されています。
 旧本堂に入ると、厳かな護摩祈祷の音が聞こえてきました。旧本堂と新本堂は繋がっており、護摩祈祷は、新本堂にある大きな護摩壇で行われています。読経と太鼓が掛け合う迫力に圧倒されつつ、旧本堂の奥にある内仏殿へ。1階と2階、4階を参拝し、江戸っ子に愛され続ける「深川のお不動様」をあとにしました。
 次に向かうのは、「深川の八幡様」こと「富岡八幡宮」。永代通りから大鳥居をくぐると、深川に居住していた日本測量の父・伊能忠敬いのうただたかの像に迎えられました。その隣にあるのは神輿庫。夏の「深川八幡祭り」で担がれる二の宮神輿と、日本一の黄金神輿とも呼ばれる一の宮神輿が収められています。
 広々とした正面参道を歩き、本殿へのお参りを終えたら、境内奥にある横綱力士碑へ。富岡八幡宮は、寺社への寄進を目的とした江戸勧進相撲発祥の地。明治33年(1900年)、江戸時代最後の横綱である陣幕久五郎じんまくきゅうごろうによって建立されたのが横綱力士碑です。高さ3.5メートルの碑は、まさに威風堂々とした佇まい。建立から現在に至るまで、新横綱が誕生した際には刻名の儀が行われ、土俵入りが奉納されています。
 正面参道に戻り、見逃していた大関力士碑や巨人力士身長碑など、大相撲ゆかりの石碑を見学したら、本殿に向かって一礼。再び大鳥居をくぐり、駅方面に戻ります。江戸の昔より続く深川の二大社寺を参拝した後は、創業42年の名店「門前茶屋」で、地元名物である深川めしを繊細な一品料理にしたあさり蒸籠めしをいただきましょう。

<門前仲町のおすすめスポット>

◆成田山 東京別院 深川不動堂

千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の東京別院。古くから「深川のお不動様」として地域の人々に親しまれてきました。開創は元禄16年(1703年)、成田山の御本尊を江戸に奉持し特別拝観したことに始まります。御本尊である不動明王の御宝前では、煩悩を象徴する護摩木をくべて御本尊に捧げる「お護摩祈祷」が毎日行われています。お護摩のあとは、旧本堂にある国内最大級の木造不動尊像「お願い不動尊」でお参りを。

<上>内仏殿4階では日本最大級の天井画「大日如来蓮池図」を公開 <下>約1万体のクリスタル五輪塔が奉安された、新本堂にある「祈りの回廊」


職員

職員

一時はご祈祷以外の参拝は制限していましたが、4月からは検温、消毒をすれば堂内に制限を設けず入っていただけるようになりました。阿字観や写経といった体験も行なっておりますので気兼ねなくお越しください。


参拝客

参拝客

感染対策もしっかりされているので安心して参拝に来られます。また、月替りの御朱印を配布されていたり、お願い不動尊や祈りの回廊など、見どころも多いです。


<データ>
住所 江東区富岡1-17-13
電話 03-3641-8288
参拝時間 9:00〜15:00
※毎月1日、15日、28日の縁日は〜17:00


◆富岡八幡宮

創建は、江戸幕府三代目将軍徳川家光の治世である寛永4年(1627年)。当初は「永代嶋八幡宮」と呼ばれていましたが、貞享2年(1685年)に「富岡八幡宮」と改められました。江戸勧進相撲発祥の地としても知られ、境内には大相撲ゆかりの碑も。江戸の昔より庶民からの信仰が篤く、現在も、毎日の参拝を欠かさない地元の人も多いのだとか。

<上>現在の本殿は昭和31年(1956年)に造営されたもの。2棟の建物を前後に連結させた重層型準八幡造り <下>多くの大相撲ファンが訪れる横綱力士碑。手前には「超五十連勝力士碑」がある

店員

店員

夏に開催される深川八幡祭りは、観衆から担ぎ手に水が浴びせられる「水掛け祭り」としても有名。「わっしょい」という掛け声には、「和」を大切にしようという思いが込められています。


参拝客

参拝客

親子三代、八幡さまの婚儀殿で結婚式を挙げています! 子どもの頃から、鳥居を横切る際のおじぎは習慣として染みついています。

<データ>
住所 江東区富岡1-20-3
電話 03-3642-1315
参拝時間 9:00〜16:00
※社務所および祈祷受付は9:00〜
土日祝は~17:00

◆門前茶屋


ここでしか食べられないあさり蒸籠めしと炉端焼きが人気の店。日本料理の伝統的な技法である炊き合わせを駆使し、蒸籠で蒸しあげたあさり蒸籠めしは、ご飯にあさりの旨味が染み込んだ上品で優しい味わい。全体にまぶされたあおさの香りも食欲をそそります。

<上>ランチタイムもディナータイムも賑わう名店 <下>あさり蒸籠めし(ランチ1000円、ディナー1210円)

店員

店員

気軽に各種蒸籠めしが楽しめるランチメニューに加え、夜はコース料理もご用意。深川名物のあさり料理や炉端焼きに舌鼓を打ちながら、お好みのお酒を嗜む至福のひとときをお過ごしください!

お客様

お客様

深川めしのイメージが良い意味で覆されました! ケヤキ原木造りの丸炉を囲むカウンター席は落ち着いた雰囲気で居心地が良いです。


<データ>
住所 江東区富岡1-5-1
電話 03-3641-0660
営業時間 11:30~14:00 (LO13:30)、17:00~23:00(LO22:00)
定休日 月曜、12月30日・31日


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※掲載のイラストマップは縮尺や詳細な位置など、実際と異なる場合がございます。
※2022年6月9日現在の情報です。
※料金は原則的に税込み金額表示です。

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