「ゼロコロナ」で閉じ込められてもう限界…中国で大学生数百人が抗議、板挟みの大学は一部緩和

2022年5月26日 19時54分
ツイッターに投稿された、24日夜に北京師範大で抗議する学生の様子

ツイッターに投稿された、24日夜に北京師範大で抗議する学生の様子

 【北京=白山泉】新型コロナウイルスの感染対策のため厳しい行動制限を続ける中国で、学内に閉じ込められた北京師範大や中国政法大の学生らが抗議活動を行った。学生らはゼロコロナ政策への不満を募らせており、大学側や当局は要求を一部受け入れるなど対応に苦慮している。
 中国の大学では大半の学生が学内の寮に住むが、北京市内の大学は感染対策として大部分の授業をオンラインで行う一方、学生が学外に出るのを許していない。これに対し、北京師範大では24日夜に数百人が集まって抗議した。同大では期末試験が延期され、学内にとどまる意義が失われていた。学生の抗議は23日に中国政法大、15日に北京大でも起きた。
 北京師範大の学長弁公室は本紙取材に「学長が駆けつけて学生の意見に耳を傾け、問題は解決した」と強調した。学生の帰省を認め、封鎖していた食堂を再開させたという。市当局も帰省を認める方針を示した。
 香港紙によると、同大での抗議は、孫春蘭そんしゅんらん副首相が北京市のコロナ対策のさらなる厳格化を指示したことがきっかけの可能性もある。大学当局は厳格化を求める政府と不満をためる学生の板挟みになった形だ。

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