「より攻撃的」と批判も「紛争は望まず」 対中国政策でアメリカ国務長官 

2022年5月27日 10時13分
ブリンケン米国務長官(AP)

ブリンケン米国務長官(AP)

 【ワシントン=吉田通夫】ブリンケン米国務長官は26日、ワシントンでバイデン政権の対中国政策について演説し、「中国による国際秩序への長期的で深刻な挑戦に焦点を当て続ける」と述べ、ロシアのウクライナ侵攻が続く中でも最優先で対抗する考えを強調した。「紛争や新冷戦は望まない」とも語り、対話しつつ競争を勝ち抜く考えを示した。
 ブリンケン氏は「中国共産党は習近平しゅうきんぺい国家主席のもとで、国内でより抑圧的に、国外ではより攻撃的になっている」と批判。経済基盤の強化や技術革新、人材育成などに向けて投資を強化し競争力を高める方針を説明した。日本など同盟国や友好国との連携強化や、国務省に対中政策を調整する「チャイナ・ハウス」を新設する方針も明らかにした。
 一方、台湾を巡っては、中国による威圧を懸念しつつ、中国本土と同じ国に属するという「一つの中国」政策を引き続き支持するとして、「われわれの政策に変更はない」と強調した。
 ただし「利益が一致する分野では協力する」と、気候変動問題などには協調して取り組む姿勢を示した。

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