調布陥没 市長らが個人情報漏えいめぐり減給表明 被害市民「甘すぎる」

2022年5月27日 21時49分
個人情報漏えい問題で住民の発言を聞く調布市の長友貴樹市長(中)=21日、東京都調布市で

個人情報漏えい問題で住民の発言を聞く調布市の長友貴樹市長(中)=21日、東京都調布市で

 東京外郭環状道路(外環道)工事を巡り、東京都調布市の職員が東日本高速道路など事業者側に市民の個人情報を漏えいしていた問題で、市は27日、長友貴樹市長の6月の給料を10%(10万3500円)、伊藤栄敏副市長は同5%(4万4750円)をそれぞれ減額すると発表した。市議会の6月定例会に関連する条例案を提出する。
 長友市長は同日の定例記者会見で「個人情報の不適切な取り扱いが判明し、市民の市政への信用を大きく低下させたことを重く受け止め、その責任を示すため」と説明した。
 市は4月、漏えいに関わった都市整備部街づくり事業課長ら3人を戒告とする懲戒処分をしていた。個人情報を漏えいされた男性(75)は一連の処分などの内容について「甘すぎる。反省の色がまるで見えない」と批判した。
 職員は個人情報入りの情報公開請求書をメールに添付して事業者側に送信していたが、市は「サーバーの容量不足」を理由にメールを削除したと説明。一方、市民からはメールの復元を求める声が相次いでいる。長友市長はこの日の会見で「復元はしない」と改めて否定的な考えを示した。(花井勝規)

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