東海村長「意思 重く受け止める」 早期避難計画 請願採択で

2022年5月28日 07時18分
 東海村の山田修村長は二十七日の記者会見で、村内に立地する日本原子力発電東海第二原発の重大事故に備えた広域避難計画の早期策定に関する請願が村議会で採択されたのを受け、村として避難計画を策定する時期を問われたのに対し、「議会の一つの意思を重く受け止めながら、執行部として何をやっていくか、よく考える」と述べるにとどめた。
 請願は、東海第二再稼働の前提となる避難計画の速やかな策定を求める意見書を、国と県に提出するよう要望するもので、村商工会が提出。村議会は三月二十五日の本会議で、保守系会派「新政とうかい」などの賛成多数で採択した。
 一方、村内に立地する三菱原子燃料が原子力規制庁への虚偽報告や資料改ざんをしていた問題に関しては、山田村長は「より安全性を高める形でやったと聞いているが、手順を踏んでいない」と苦言を呈し、同社を口頭で指導する考えを明らかにした。
 原発再稼働問題などを話し合ってもらうために村が開いた「自分ごと化会議」に参加した村民らが、原発への賛否によらず建設的議論を行う場を多くつくることなど求めて三月に村に提出した提案書については、村長は「何を実現できるか私のところで検討している段階だ」と説明した。(保坂千裕)

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