<ひとキラリ>タンゴ奏で元気届ける 船橋のチェリスト・植草ひろみさん 各地で演奏会、来月12日は地元で

2022年5月29日 07時23分

スタジオで練習する植草ひろみさん=船橋市で

 「暗いニュースばかりが続いており、みなさんに元気になっていただけるようにしたい」。船橋市在住のチェリスト、植草ひろみさんが6月12日、船橋駅に隣接する市民文化創造館(きららホール)で演奏会「チェロde(で)タンゴ」を開く。クラシックやタンゴなどの演奏会を各地で催している植草さん。コロナ禍やウクライナでの悲劇などが相次いでいることから、今回の演奏会は情熱的なタンゴのほか、オリジナル曲を織り交ぜる予定という。(保母哲)
 船橋市出身の植草さんは、アマチュアだった父親の影響で十一歳からチェロを始めた。東京芸術大音楽学部付属音楽高校から同大に進学し、卒業後は十年間、新日本フィルハーモニー交響楽団で演奏した。
 一九九七年には同じチェリストであるアルゼンチンのホセ・ブラガードさん(故人)をブエノスアイレスに訪ね、親交を深めた。ブラガードさんから多くの楽譜を譲り受けたことから、タンゴを通じた多彩な音楽活動で知られる同国出身の作曲家、アストル・ピアソラさん(同)らの曲も紹介している。
 オリジナルCD「Cafe(カフェ) 1930」を九七年にリリースしたのをはじめ、これまでにCD七枚と高音質の配信アルバム三枚をリリース。インターネットでも発信する「ラジオ成田」で番組も担当している。
 新型コロナウイルスがまん延した二年前には「コロナ禍でも夢を手放さない、との思いで作った」という「Dreaming(ドリーミング)」、「みなさんの望みを『・』印の部分に入れてほしい」との願いから作曲した「We(ウイー) Hope(ホープ)・・・」といったオリジナル曲を動画サイトYouTubeで配信などしてきた。
 地元で開催する今回の演奏会では、ピアソラさんが作曲した「ル・グラン・タンゴ」やタンゴの代表曲「ラ・クンパルシータ」、オリジナル曲「チカーダ」をはじめ、「スペインの月」「ブエノスアイレス大通り〜ブラガードに捧(ささ)ぐ〜」などを約二時間にわたって奏でる。共演はピアニストの佐藤美由紀さん。
 「コロナで日常生活が一変し、ウクライナでは戦争が起こるなど、以前では考えられないことが次々と起こっている。こんな時だからこそ、癒やしの曲とともに情熱的で元気になれるタンゴを届けたい」と植草さんは話している。
 演奏会は午後二時開演。チケットは一般四千五百円(税込み)。申し込みは植草さんのホームページや、ユーワン・プロジェクト=電047(426)3147=で受け付けている。

関連キーワード


おすすめ情報

千葉の新着

記事一覧