レトロなガラス器 若い世代には「新鮮」

2022年5月31日 07時18分

本体はもちろん、パッケージも当時の雰囲気を再現している

 最近「昭和レトロ」ブームで、さまざまな懐かしい商品が再評価されている。ガラス製品メーカーの老舗・石塚硝子(愛知県岩倉市)のグラスウエア「アデリアレトロ」シリーズもその一つだ。
 数ある商品の中で、「ボンボン入れ(ミニ)」を取り寄せた。マーガレットが咲きこぼれる「花ざかり」、オレンジと黄色の花がかわいらしい「アリス」、素朴な「梨」など、5種を買いそろえた。
 アデリアは1961(昭和36)年、食器事業への本格参入の一環として誕生。親しみやすいデザインと手ごろな価格が人気を得て、昭和の食卓に彩りを添えた。やがて日本経済にはバブルが訪れる。消費者の好みの変化もあり、主力だった花柄の商品は徐々に生産を縮小、昭和の終わりごろまでに生産は終了した。
 時は移り、平成の終盤、20代の女子社員が交流サイト(SNS)で、若い世代の間で、昭和期のアデリアが新鮮な商品として紹介されているのを見つけた。会社幹部を粘り強く説得、2018年11月、アデリアレトロとして復刻した。「なるべく当時の雰囲気を壊さないようにしています」と広報担当者。
 ボンボン入れには、おやつのチョコレートやゼリーを入れている。コーヒータイムが待ち遠しい。 (古庄英輔)

<アデリアレトロ> ボンボン入れ(ミニ)。容量375ミリリットル。9.1×9.1×9.5センチ。770円。本体はソーダガラス、ふたはブリキ。日本製。電子レンジの使用不可。冷凍庫での保存不可。アマゾンや楽天など通販で購入できる。(電)0587・37・2024 お客様相談室


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