川崎の秋田恵市議に市外転出の疑い NPOなど陳情 正副議長「自ら説明を」

2022年6月1日 07時24分
 秋田恵・川崎市議(幸区、無所属)が市外に転出していた疑いなどを問い、市内のNPOなどが議員資格審査特別委員会設置や議員辞職勧告決議を求める陳情六件を市議会に提出したことを受け、橋本勝議長は三十一日、定例会前の会見で「議員自ら説明を」と求めた。陳情は六月六日開会の市議会定例会で委員会に付託される見通し。
 秋田市議を巡っては、主婦と生活社が四月下旬、選挙区に居住実態がない疑惑などを報じる記事をニュースサイトに掲載。秋田市議は五月中旬、本紙の取材に「報道は事実と異なり名誉毀損(きそん)で訴える。(現在の居住地等は)法的な場でお話しする」と述べた。
 市議会局によると、地方自治法にてらし、議員が当選後も市内での被選挙権を引き続き有しない場合は失職する。その失職は居住実態などを踏まえて議会が決定し、議決には本会議出席議員の三分の二以上の賛成が必要と定められている。
 橋本議長は「報道後、自分で説明をと秋田市議には再三求めてきた」と述べ、正副議長が直接、秋田市議と面会した際にも「明確な説明はなかった」と不満をあらわにした。その上で「議員資格に関わる重たいことで慎重であるべきだが、必要であれば対応を取っていくことになる」と見解を示した。織田勝久副議長も「議員の身分に関わることなので、本人が説明責任を果たす必要がある」としつつ「市民に選んでもらった議会人として、軽々な対応は避けるべきだ」と述べた。(北條香子)

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