自身の経済政策「アベノミクスとは全く異なる」と岸田首相 「骨太」原案に「3本の矢」と同じ記述でも

2022年6月1日 20時53分
衆院予算委で質問する立憲民主党の泉健太代表(左手前から2人目)。右手前は岸田文雄首相

衆院予算委で質問する立憲民主党の泉健太代表(左手前から2人目)。右手前は岸田文雄首相

 岸田文雄首相は1日の衆院予算委員会で、自身の経済政策「新しい資本主義」に関して、第2次安倍政権以降の「基本的なマクロ経済政策は維持する」と語った。一方、市場の自由な競争に任せず、官民共同で経済成長を目指すのが特徴だと説明し、「アベノミクスとは全く異なる」と強調した。
 質問した立憲民主党の泉健太代表は、5月31日公表の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)原案に「大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を一体的に進める経済財政運営の枠組みを堅持」と明記されていることを指し、「アベノミクスの3本の矢と一字一句同じだ」と指摘。首相が昨年の自民党総裁選で分配政策の柱とした金融所得課税に関する記述はないとして、「『分配なくして成長なし』と言いながら、再配分は後回しだ」と追及した。
 これに対し、首相は「政策の順番が大事だ。分配政策は人への投資、賃金(引き上げ)を最優先に考えた」と反論。金融所得課税については、自民、公明両党が昨年末にまとめた税制改正大綱の「検討事項」に挙げられていることを念頭に「与党の中で今後の課題として議論が続いている」と述べた。(井上峻輔)

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