あきる野市 特養整備へ事業者募集 本会議で緊急質問 誘致先市有地の貸与や売却 議会の同意が必要なのに

2022年6月2日 06時40分
 あきる野市の村木英幸市長が構想した特別養護老人ホームの整備計画に、議会の反発が続いている。二〇一九年十月に初当選した村木市長が選挙公約に掲げた計画で、翌年、有識者らによる市の検討委員会が「整備は必要ない」と指摘したが、市長は推進姿勢を崩さない。一日、本会議で市長を追及する緊急質問が行われた。
 緊急質問は、四月の市広報紙で特養の事業者募集の記事が議会の了承なく掲載されたことを受け、実施が決まった。「議会に対する認識」を問われた市長は、意見、要望について「適切に反映させる」などと答えた。質問は六人が行う予定だったが、三人目の途中で市長が体調不良を訴え、中断となった。残りの質問は六日に再開する予定。
 この問題で、議会は昨年三月、「介護老人福祉施設の創設に関する調査特別委員会」を設置。市長が意欲を示す特養整備計画が妥当なものか議論している。七月には市長が特養の建設場所に考えている市有地の貸与や売却は「議会の同意が必要」とする条例も制定した。市側は、広報紙への記事掲載は「市長の指示」であることを明言している。(布施谷航)

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